私たちの想い

届け!いのちのバトン~骨髄バンクに向けた想い~

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Sports for Socialでは、骨髄バンク普及のために活動する方々の『想い』を取り上げ、発信しています。

今回は、田中一道さんからの寄稿です。
聴覚障がいのある田中さんは、骨髄バンクに登録をして2度の骨髄提供をされました。骨髄バンクランナーとしても活動され、フルマラソンも完走されています。
そんな田中さんが抱える骨髄バンク提供への想い、そこからの骨髄バンク説明員として活動を広めていく想いについて、寄稿いただきました。

Session.8
【見どころ紹介!】Session.8「骨髄バンクを広めたい!~いのちをつなぐホンモノの想い~」2022年6月7日(火)〜 6月9日(木)にかけて行われる、スポーツ×社会貢献のオンラインイベント「Sports for Social ...

骨髄提供後すぐのフルマラソン

2019年11月、2回目の骨髄提供が完了して初めてフルマラソンに出走しました。
骨髄バンクを応援する「骨髄バンクランナーズ」メンバーとして横浜マラソンへのエントリ
ー。神奈川県内や青森などから骨髄提供者、骨髄移植者の家族や友達が集まり、黄色いタスキを担いでマラソン大会に臨みました。骨髄移植者がフルマラソン完走したことに感動し、2回目の骨髄提供をしたばかりの私が7 年ぶりのフルマラソンに挑戦しました。
「骨髄バンクランナーズ」メンバーが周りのランナーに笑顔で会釈し、沿道の観客とハイタ
ッチ(コロナ感染が拡大する前なので問題なし)しながら骨髄バンクをPRしました。「骨髄バンクランナーズ」メンバーがほとんど無事に完走しました。(私のタイム:4時間22 分台)
本大会がきっかけで骨髄バンクドナー登録が増え、1人でも多くの患者さんに「いのちのバ
トン」を渡せたら・・・と願いました。

骨髄バンク 三井梢さん
「いのちのバトン」移植でつなぐ聖火リレー〜骨髄バンクに向けた想い〜Sports for Socialでは、骨髄バンク普及のために活動する方々の『想い』を取り上げ、発信しています。 今回は、静岡県浜松市で活動されている『造血細胞移植患者と家族の会 BANBi』を支援する、造血細胞移植コーディネーターの三井さんからの寄稿です。普段、お互いの悩みや不安を共有したり、情報交換したりする会として活動しているBANBiとともに、三井さんが骨髄バンク支援の活動をした様子をご紹介します。...

「生きる」という希望を与えたい

2014年に先輩が白血病で亡くなったことがきっかけで骨髄バンクドナー登録しました。
天国に旅立った先輩のように血液疾患で苦しんでいる患者さんを1人でも助け、患者さ
んの家族と、たくさん泣いて、たくさん笑って、たくさん怒ってたくさん思う存分話し合え
るように、「生きる」という希望を与えたいと思いからの行動でした。

骨髄バンクドナーに登録してすぐ、1ヶ月後に患者さんとの適合通知が届き、その5ヶ月後に無事に見知らぬ患者さんに「いのちのバトン」を渡しました。患者さんは骨髄移植が成功し、私の骨髄液で健全な血液を作れるようになり、旅行に行けるところまで回復したという手紙をいただき、心の中でガッツボーズしました。

骨髄バンク
骨髄バンク 清水さん
癌になったからこその出会いとチャレンジ! 骨髄バンクに向けた想い vol.7~清水 敏明~Sports for Socialでは、骨髄バンク普及のために活動する方々の『想い』を取り上げ、発信しています。今回は、清水敏明さんからの寄稿です。 2012年の告知以降、多くの手術を経て舌癌を克服した清水さん。癌の患者さんは、骨髄バンクへの登録や献血を自身が行うことはできません。それでも『骨髄バンク登録説明員』としてだけでなく、ランナーとしてこの活動を多くの方に知ってもらうために大会にも参加されています。人と話すことが苦手になってしまった清水さんを変えた『骨髄バンク登録説明員』との出会い。社会のためにチャレンジする清水さんの想いを是非お読みください。...

2回目の「いのちのバトン」

5年後の2019年にも、2回目の「いのちのバトン」が完遂しました。
骨髄バンクを介しての骨髄提供は2回までなので、今後は骨髄採取による人助けが出来
なくなりました。なので、私が説明して骨髄バンクドナー登録を増やし、血液疾患の患者
さんを1人でも多く助けたいと強く思い、骨髄バンクドナー説明員の資格を取得しました。

私は聴覚障がいがあり、発音が苦手でお客様の口話をうまく読み取れないという二次障
がいがあるため、説明方法を工夫しています。説明マニュアルとほぼ同じ内容の説明カードを作成し、口話とカードを併用して説明し、質問があれば電子ボードに記入してもらうようお願いすることで、皆さんとコミュニケーションを取っています。聴覚障がいのある方には手話で説明してドナー登録してくれたことがありました。

いま、2021年1月に開設したオンライン手話教室、野球大会サポート等のボランティア
活動の幅が広がり多忙になりましたが、健康維持のために野球とジョギングを楽しんでいます。また是非黄色いタスキを担いでフルマラソンを走る日を楽しみに、日々活動を続けています。

骨髄バンク
松井さん1
適合通知、そして骨髄提供 ~骨髄バンクに向けた想い vol.6 松井一矢~Sports for Socialでは、骨髄バンクに関わる人々の想いを連載として取り上げていきます。 第1回でも骨髄バンクへの想いを綴ってくださった松井一矢さん。今回は、今年実際にドナーとして骨髄を提供された際の体験、そして想いをお聞きしました。...

 

編集より

聴覚障がいがあると、こうした説明員として活動されるのも億劫になってしまうのではないか?と勝手ながら想像していました。しかし、それを工夫で乗り越えるほどの想いが田中さんにはあります。

きっかけは先輩が亡くなられたこと、そこから多くの同じ苦しみを抱える方に想いを馳せ、走り続ける田中さんをこれからも応援したい、と感じる寄稿です。

田中さん、ありがとうございました!

松田千枝さん
女子マラソンのパイオニア、松田千枝が描く“歓走”の世界「女子マラソンのパイオニア」と言われている、元資生堂社員 松田千枝さん。現在の『資生堂ランニングクラブ』が発足した前年の1979年に初開催された東京国際女子マラソンの招待選手50名(日本人32名、外国人18名)の一人として参加。その後60歳まで、東京国際女子マラソンを走り続けた大会のレジェンドです。...

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