私たちの想い

【発達障がいの子どもを育てる母親のこだわり奮闘記】子供の成長と共に、不安が募る

こんにちは、ちぃ母(発達障がいの子ども「おしん」を育てる母)です。

緊急事態宣言も延長され、実家にも2年以上帰れていません。
たまに連絡は取るものの、帰って来いとも言われません。
熊本の小さな田舎村なので、帰ったら村の人たち大騒ぎになってしまうので、今は我慢時だなと思います。

最近のおしん(発達障がいを持つ子ども)の話をしたいと思います。
同じ教室にいる6年生の男の子と仲が良いのですが、とにかく反発したい年頃なのか6年生の男の子の悪巧みが凄いのです。
おしんも反発をしますが、それを上回る悪知恵がすごいのです。
変な事を(やらしいこと)検索するときは、自分のパソコンではなくおしんのパソコンから検索して、おしんが先生に怒られることもありました。
嫌いな人がいたら、おしんにいじめさせようとするのですが、おしんも、その子に嫌われたくないという思いがあるのか、「悪いことをしないと○○くんがいなくなっちゃう」と言っていじめてしまうこともあるようです。
友達が少ないおしんに対して、「そんな友達いらないよ」とは言えず、良くないことも分かってはいるものの、目をつむってしまっている自分がいます。(今はその子が早く卒業しないかなと思ったりもします)

先生たちは、それに対して何も対応してない訳ではなく、2人を離すために教室を分けたのですがそこからが大変でした。
先生の数が足りていないこともあり、先生の目を盗んで2人で合流して悪さをします。
それを怒られると、今度は反発し先生に手を出すという始末です。

1人教室にいても、先生がずっとついているわけでもないのでさみしい気持ちと不安な気持ちでパニックを起こすことが多くなり、学校からは付き添いをお願いされることがありました。

その数日後のことです。
休憩時間と授業の切り替えができず、先生の「勉強しなさい」「勉強するよ」という声掛けに過度に反応してしまい、先生を叩き、髪を引っ張り抜いてしまったいう電話を受けて、すぐに迎えに来るように呼び出しがありました。
おしんに話を聞いてみると、「学校は奴隷のように扱ってくる!勉強しろ、勉強しろって俺は奴隷じゃない!!!」と叫んでいました。
「でも学校は勉強するところでもあるよね」と諭そうとするのですが、今度は全然関係のないクラスの子の悪口が始まり話ができませんでした。
学校からは、後日改めて管理職の方をいれて話し合いをしたいと言われてしまいました。

学校の管理職とは誰のことだろうと思いましたが、さすがに聞くこともできずに、数日後学校に行きました。
すると、管理職と呼ばれる方、校長先生、そして担任の先生との四者面談でした。

その話し合いの結果、今後は、

●勉強が出来たらポイント制にして褒めるを増やしていくという事(1科目に対して1ポイント)
●勉強を始める時間はおしんのペースに合わせること(無理に言うと刺激してしまい手が出てしまう為)
●興奮したら無理に言わず、先生は一度退散する(怪我を未然に防ぐため)
●YouTubeの視聴時間を制限する(YouTubeで見た歴史や都市伝説を過去と空想と現実がぐちゃぐちゃになってパニックを起こすことがあるため)

このような事を実施していくことと家での協力お願いしますということになりました。
ちぃ母は、もしかしたらまた付き添いの日々が続くのではないだろうかと不安になりました。
これでは、わざわざ引っ越してきた意味ないじゃないかとも思いしましたが、幸いにして「付き添い」とまではいかず、とりあえずホッとしているところです。

大きくなるにつれ、力も強くなっていますから、おしんの手が出てしまうことが危険を伴うようになってきました。
学校に送り出す際も、毎日はらはらしています。
「おしんが暴力をしないようになるならなんでもします」というくらい困っています。
神頼みもしました。

ちぃ母が暗くてはいけないので辛い時も明るく過ごしました。
ちぃ母なりに対応も頑張りました。
けど、そう簡単に良くなることはないのが現実です。
もしかすると、少しずつは良くなっていることもあるのかもしれませんが、その場を見ていないちぃ母にとってはわかりません。正直分からないというのが本音です。

先生も少しずつとは言ってくれていますが、未来が不安です。
先日雑誌で読んだ記事に、「不安の90%くらいは現実に起きない」と書かれていて、今はその言葉を心のよりどころにしています!

投薬もしていますが、やはり薬はあまり飲ませたくないです。
リスパダール、インチュニブ、バルプロを飲んでいますが、脳の機能を止めて落ち着かせると聞くと、少し怖くなります。
学校に行くから飲むわけであって、もし学校に行かなければ飲まなくても生活できるのだと思うと、複雑な思いがします。

漢方は弱くなっちゃうけど、検討してみようかなとも考えています。
また、おしんに不足がちな栄養を補給すればイライラが落ち着くという話も聞いたので、サプリを購入してみました。
海外の人工着色料や保存料不使用のサプリで「亜鉛」「鉄分」「マグネシウム」を買いました。
使ってみて、効果が出たらここでも紹介します。

おしんにはなるべく、手料理を食べてほしいと思っています。
外食はできるだけ避けて、魚や野菜中心の食事を心がけていきたいと思います。
肉ばかりだと暴力的になるという話も聞いています。
本当か嘘かはわかりませんが、今のちい母にとっては、嘘か本当かなんて関係ありません。
とにかくやるしかないのです。

おしんが生きづらい大人になってほしくないだけです。それだけを願っています。

頑張れちぃ母!!
頑張れおしん!!
自分で自分にエールを送っています。

最後に、最近行った手相占いで
「40歳から仕事バリバリ働いて羽ばたけるよ」
と言われました。私、ちぃ母が40歳の時、おしんは18歳。社会に出る頃になってきます。
その日が来るまで、ちぃ母は子育てを頑張ります。

編集担当からのメッセージ
子供は着実に成長していきます。
大きくなることによって、向き合わなければいけない問題の質も変わってくるのだと、
ちい母さんの記事を見て感じました。
学校や先生もそれに合わせて対応してくれているのだろうと思いますが、親にとっては常に今起きていることが「初めてのこと」で不安でいっぱいなのだろうと推測します。
このサイト・記事を読んでくれている多くの人たちの中にも、同様の悩みや問題を抱えている方もいらっしゃると思います。皆が少しずつでも手を差し伸べたり、励ましあったりできるようなきっかけになれたら嬉しく思います。

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