クロスドレッサー(cross-dresser)とは、「異性装者」ともいい自分の生まれ持った生物学的な性別とは異なる衣服を身につける人という意味です。例えば、生物学的に男性の人がスカートを履いたり、女性の人がボーイッシュな服装をすることを指します。クロスドレッサーであるからといって、トランスジェンダーなどのLGBTQであるとは限りません。「クロスドレッサー」とは何か分かりやすく解説します。
クロスドレッサーとは
クロスドレッサーとは、異性装者ともいい自分の生まれ持った生物学的な性別とは異なる衣服を身につける人という意味です。例えば、生物学的に男性の人がスカートを履いたり、女性の人がボーイッシュな服装をすることを指します。クロスドレッサーであるからといって、トランスジェンダーなどのLGBTQであるとは限りません。社会から求められる「女性らしさ」「男性らしさ」から脱し、性別に捉われることなく個人の好きな衣服を身につけることは、多様性が求められる社会では普通のこととなりつつあります。
クロスドレッサーとジェンダー
クロスドレッシングをする人全員が、トランスジェンダーであるとは限りません。クロスドレッサーは、自分の生まれ持った性とは違う衣服を身につけることを指し、性自認や性的指向(SOGI)とは関係ありません。
スカートを履いていたりパンツスタイルであったりするからといって、すべての人が自分の生まれ持った性別に違和感を持っているとは限らないのです。
クロスドレッサー
社会でステレオタイプ的な理解をされている性別とは異なる服装をする人
トランスジェンダー
生まれ持った性別と性自認が異なる人
あくまでも、クロスドレッサーとは服装の多様性が広がった結果であるだけで、クロスドレッシングをしている人すべてが「他の性になりたい」と考えているわけではありません。
クロスドレッシングと多様性
前述の通り、クロスドレッシングをする人全てがトランスジェンダーというわけではなく、クロスドレッシングをすることは「服装の多様性が認められた結果」であると考えられます。
「女の子だからスカートを履きなさい」「男の子だからワンピースは着てはいけないよ」といった、「女の子らしさ」「男の子らしさ」といったステレオタイプから解放され、自分が着たいと思う服装を楽しめる世界になっていくと良いですね。