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【見どころ紹介!】Session.7「アスリートはなぜ、社会貢献活動をするのか」

Session.7

2022年6月7日(火)〜 6月9日(木)にかけて行われる、スポーツ×社会貢献のオンラインイベント「Sports for Social Summit 2022 summer」。その見どころをセッション毎に紹介していきます。

Session.7は「アスリートはなぜ、社会貢献活動をするのか」。
登壇者の鳥谷敬さん(元プロ野球選手)、萩原智子さん(元競泳選手/シドニー五輪出場)、藤井瑞希さん(元バドミントン選手/ロンドン五輪銀メダル)について、事前の打ち合わせの様子もあわせてご紹介します!

【見どころ紹介!】Session.2「社会的な活動はプレイヤーとしてのパフォーマンスアップに繋がるのか」 Sports for Social Summit 2021は終了いたしました。 アーカイブでも販売しております!お買い求めはこちら...

現地に行って知る「靴の履けない子どもたち」

鳥谷敬さん(元プロ野球選手)は、一般社団法人レッドバードの理事として、『RED BIRD Project』を行っています。2015年4月に発足したこのプロジェクトは、主にアジアの恵まれない子どもたちに賛同者からの『靴』や『文房具』を届ける活動をしています。

ーー鳥谷さんは、社会貢献活動というものに触れ始めたのはどういったきっかけだったのでしょうか?

鳥谷)私自身、社会貢献活動としては、沖縄のこども病院にプロ入り後すぐから訪問していたことから始まりました。そうした子どもに向けた活動をずっとしてきたことが、海外の子どもたちに靴を持っていく活動にも繋がっています。

ーーなるほど。『RED BIRD Project』はどのような形で始まったのでしょうか?

鳥谷)もともとは、お世話になっていたグローブのメーカーさんから「刻印の問題で使えないグローブが100個くらいできてしまった」という相談を受けたことが始まりでした。余ったグローブを私の方で安く買い取らせていただき、海外で野球をあまりやっていない国に持っていこうとしました。
現地で一緒に野球をやろう!と思い持って行ったのですが、行ってみたら靴も履いてない、Tシャツも着ていない、という状況で、野球どころではありませんでした。

グローブではない、実際にできることがあるなと強く感じました。なかでも、靴を履いていない、履いたこともないという子が多かったことが印象的でした。日本で考えてみると、子どもはすぐに靴のサイズが変わって、あまり履くこともなく履かなくなってしまった靴もたくさんあるので、そういうものを集めて持っていくことからスタートしました。

ーーなぜ海外での活動にしようと思われたのですか?

鳥谷)「野球を広げる」という意味を考えると、ある程度普及している日本よりも海外で、と思っていました。フィリピンやミャンマーなど、野球というスポーツをほとんど知らない国の方がいいなと思っていました。
靴を持っていくようになってからは、タイの難民キャンプなど、いろいろなところに行きましたね。

ーー靴から、さらに文房具にアイテムが広がっていくと、鳥谷さんのご専門である野球からも少し遠く、規模感が広がって大変さも出てくるのではないかと思います。なぜ文房具を届けることにも取り組まれているのでしょうか?

鳥谷)文房具を届けることにも取り組むようになったのは、コロナの影響が大きかったです。靴は中古品を扱うこともあるので、それを海外に持っていくことが非常に難しくなってしまいました。また、靴だと荷物がかさばり、重さもあるので、1回に持っていける量を増やすという意味と、新品を集められるメリットもあって『文房具』もあわせて持っていくようにしました。こうして変化をさせていかないと継続が難しいということもあったので、少しずつ形を変えていっています。

ーー有名な方が社会貢献活動をすることってポーズに見られてしまいがちですが、難しい局面のときに『継続』を考えて活動を変化させていくというのは素晴らしいですね。
継続していくモチベーションはどのようなところにあるのでしょうか?

鳥谷)やはり、日本にいるとある程度恵まれていると感じます。以前、靴を渡したときに、子どもたちは足を入れるだけで、『履く』という作業をしようとしませんでした。サンダルしか履いたことがなかったので、足を入れるだけで止まってしまっていたのです。その姿を見て、自分たちが当たり前だと思っていることがそうではない、ということを体感しました。

現役のときはシーズンオフしか行けないですが、恵まれない子どもたちとのふれあいを通して、自分の環境のありがたさを感じ、自分の感覚をフラットにするという意味も大きく感じていました。

「やりたいことに取り組む」ことが社会貢献活動に

ーー萩原さんは、萩原智子杯や日本財団HEROsアンバサダー、水の活動など、社会貢献活動を積極的に行っているイメージがあります。

萩原)ありがとうございます。でもその活動においても、「社会貢献したい!」と思ってやり始めた活動ではないんです。「アスリートだから社会貢献活動しなきゃ」であったりとか、「少し有名だから下手なことできない」という感覚は私の中にはないですね。

ーーそうなんですね!たしかに、萩原智子杯も山梨県の水泳連盟の方からのお話でしたね。

萩原)そうですね。萩原智子杯の福島大会も、震災後に福島県の水泳関係者とお話して、「なにか力になりたい」と思ったところからのスタートでした。大会を通して社会貢献をしたいというよりも、「自分が経験してきたことを子どもたちに伝えたい」という想いがあります。その形が水泳大会や合宿になっているような形ですね。

ーー周囲からも、「ハギトモさんって社会貢献していてすごい」という声はあるのではないですか?

萩原)ありがたいことに、そうしたお声をいただくこともあります。でも、私からすると、「あ、これって社会貢献だったんだ!」と思うことばかりです。自分が子どもたちのことを応援したい、という想いで続けてきたことというだけなので。

ーーこうした活動を継続してきた中で、学びになったことはありますか?

萩原)萩原智子杯ではスポンサーさんとのお話も私からさせていただいています。そうした形で社会との接点が持てるのは、すごく勉強になることで、自分の成長にも繋がっているなと思います。

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子どもたちが自らを高め、夢が繋がる場所を~萩原智子杯~元競泳選手で、シドニー五輪にも出場した萩原智子さん。 実は彼女の現役中から、『萩原智子杯』という小学生向けの大会が開催され、20年続いてきているのをご存じでしょうか? 名前を冠にするだけでなく、自ら大会の企画やスポンサーとの折衝も行っている萩原さん。そこには、「子どもたちの成長を見たい」というシンプルで純粋な想いがありました。...

今回の見どころ

今回は、元バドミントン選手の藤井瑞希さんにモデレーターを務めていただきます。藤井さんご自身、地元熊本でのバドミントン大会の開催など、子どもたちに還元したいという想いの強い方です。

「社会貢献活動って、一度やることはできるけど、続けることは難しいなと感じます。まわりの人に協力してもらうことも大切ですよね。地元で続けているバドミントン大会では、私自身が子どもたちの目標となって頑張ろう!と思わせていただいている感覚もあります。(藤井)」

畠社長・藤井瑞希さん
【対談】バドミントン・藤井瑞希×J-TEC~怪我・リハビリについて考える~(前編)「再生医療をあたりまえの医療に」を掲げる株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(以下、J-TEC)と、再生医療とスポーツとの関係性を伝える本連載。(全4回)ここまでは代表の畠賢一郎氏(以下、畠)にお話を伺いました。 第3回からは女子バドミントン・ロンドンオリンピック銀メダリストであり、先日の東京オリンピックでは解説も務められた藤井瑞希さんをお迎えし、『怪我』に関するリアルな部分を対談を通じて紐解いていきます。 藤井さんの大ケガの裏話や、怪我に対する俯瞰した考え方、アスリートの考えるリハビリや怪我の治療についてなど、表面上では知り得ないアスリートならではの深いお話が盛りだくさんです。...

以前、株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングとの対談でも見えた藤井さんの学びの意欲。今回もモデレーターとして、鳥谷さん、萩原さんのお話をどんどん深掘りしていきます!
『アスリートはなぜ、社会貢献活動をするのか』是非当日のお話もお楽しみに!

チケットはこちらから

https://sports-for-social-summit2022summer.peatix.com

特設ページはこちら

https://www.sports-for-social.com/summit/

◆Session.7 概要
6月8日(水) 19:00~19:50
タイトル「アスリートはなぜ、社会貢献活動をするのか」
登壇者
萩原智子(元競泳選手/シドニー五輪出場)
鳥谷敬(元プロ野球選手)
藤井瑞希(元バドミントン選手/ロンドン五輪銀メダル)

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