3分解説

【3分解説】ピンクリボン運動とは?その活動について解説!

ピンクリボン運動とは?

ピンクリボン(Pink Ribbon)は、アメリカの乳がんで亡くなられた患者の家族が、「このような悲しい出来事が繰り返されないように」と願いを込めて作ったリボンからスタートした、乳がんに対する理解と支援のシンボルです。現在では、乳がん啓発の象徴的なシンボルマークとなっています。

ピンクリボン運動は、こうした乳がん啓発を進めるために世界中で行われている啓発活動であり、日本でもさまざまな団体がこの運動に取り組んでいます。

今回は、その活動やスポーツとの関わりについて解説していきます。

ピンクリボン運動とは?

1980年代のアメリカで、乳がんで亡くなってしまった女性がいました。その家族が「このような悲しい出来事が繰り返されないように」と願いを込めて作ったリボンからスタートしたのが、『ピンクリボン(Pink Ribbon)』です。

このピンクリボンをシンボルとして、乳がんに対する理解と支援を求める運動が『ピンクリボン運動』であり、日本でもさまざまな団体がこの運動に取り組んでいます。

ダンロップ
モータースポーツで広がる『共感の輪』~ダンロップによるピンクリボン運動~ダンロップ(DUNLOP)ブランドのタイヤやスポーツ用品で知られる住友ゴム工業株式会社では、今年の10月に国内モータースポーツシーンにおいて『ピンクリボン月間』への取り組みを行いました。ピンクリボン月間とは、1ヶ月間さまざまな活動を通して、乳がんについての正しい知識を広めたり、乳がんの早期発見や治療、健診の受診を呼びかける運動のことです。...

日本の取り組み

認定NPO法人 J.POSH (日本乳がんピンクリボン運動)

J.POSHでは、「“すべての女性”に対する啓発活動」「“乳がん患者さん”に対する活動」
「“乳がん患者さん家族”に対する活動」として、さまざまな活動を行っています。その一部を例として挙げます。

  • J.POSH奨学金まなび:母親・保護者の方を乳がんで亡くされた、または闘病生活を余儀なくされても勉学には支障のでないよう、高校生を対象に「J.POSH奨学金まなび」を設立し、経済的な支援を行なっている。
  • ピンクリボン温泉ネットワーク:乳がんの手術をされた方にも温泉を楽しんでいただける環境作りに取り組む、全国の温泉施設のネットワークです。乳がんの傷跡をカバーするために開発・ 製造された専用の入浴着のご紹介や、全国のJ.POSH温泉パートナーのご案内等を行っております。
  • J.POSHピンクリボン検定:J.POSHは「乳がんで悲しむ人を無くしたい!」という思いのもと、乳がんの早期発見・早期治療を目標に、正しい知識の啓発を行ってまいりました。その新たなアプローチとして、誰でも簡単に乳がんとピンクリボン運動についてご理解いただけるように「J.POSHピンクリボン検定」を開始しました。

ピンクリボンフェスティバル2022

ピンクリボンフェスティバルは、2003年より朝日新聞社等とともに各地で乳がんの早期発見・適切な治療の大切さを伝える活動を続け、今年で20年目を迎えるイベントです。

「一人ひとりが年齢、考え方、生活様式や立場によって必要な情報が異なる」という課題に対応するため、「MY PINK ACTION 知ろう、自分と乳がんのこと。」を新たなスローガンに設定しました。

ピンクリボンフェスティバル2022公式HP

10月はピンクリボン月間で、各所のピンクライトアップも行われます!是非注目してみてください。

ピンクリボン運動とスポーツ

アルバルク東京

Bリーグ アルバルク東京に所属するザック・バランスキー選手は、2018-19シーズンより10月にはピンク色のバスケットシューズを履き、ピンクリボンの啓発活動に参加しています。

https://www.alvark-tokyo.jp/news/detail/id=16419

福岡ソフトバンクホークス

NPB福岡ソフトバンクホークスでは、2022年6月に「タカガール♡デー2022」において、乳がん検診の受診を啓発・推進する「ピンクリボン運動」の取り組みを実施しました。また、中村晃選手がシーズン中の自身の成績(安打数)に連動して、認定NPO法人ハッピーマンマへ寄付を行うことを発表しています。

https://www.softbankhawks.co.jp/ex/takagirl/news/detail/00005547.html

JFA

日本サッカー協会(JFA)関連では、WEリーグ、なでしこジャパン(女子サッカー日本代表)、天皇杯決勝などで『JFAコラボ・ピンクリボンフェスティバルブース』としてイベントが開催されます。

  • 10月1日(土) 味の素フィールド西が丘 WEリーグカップ決勝
    【ブースOPEN】14:00~17:00
    ※ブースエリアへは観戦チケットが必要。試合観戦の方のみブース来場可能。
  • 10月6日(木) ノエビアスタジアム神戸 なでしこジャパン国際親善試合
    【ブースOPEN】13:00~16:35
  • 10月9日(日) 長野 U スタジアム なでしこジャパン国際親善試合MS&ADカップ2022
    【ブースOPEN】11:55~15:05
  • 10月16日(日) 日産スタジアム 天皇杯決勝
    【ブースOPEN】10:00~15:00

ピンクリボン運動に参加するには?

では、私たちはどのようにピンクリボン運動に参加すればよいのでしょうか?その方法をいくつか挙げてみました。

イベントへの参加

10月はピンクリボン月間であるため、各地でイベントが開催されます。そのイベントに足を運んでみてはいかがでしょうか?

寄付

各種団体への寄付を行うことができます。乳がんのリスクを世に広めていくだけでなく、乳がん経験者、その家族に支援が必要な場面も多くあります。

グッズを購入する

ピンクリボン関連のグッズ(ピンバッチ・キーホルダー)などを購入し、身につけることでもピンクリボン運動への賛同を表現することができます。

乳がん検診にいこう!

乳がんは、早期発見が非常に重要な病気と言われています。また、男性もかかることがある病気です。「若いから」「男性だから」と言わず、是非乳がん検診を気軽に受診してみましょう。

https://www.pinkribbonfestival.jp/cancer/

命の食事
【#女性のコトを考える】増え続ける乳がん。自分の身体を守る食事とは?この連載では「#女性のコトを考える」をテーマに、女性だけではなく、男性が”女性”のことを、知る・理解することを目的として、フェムテック領域や女性向けサービスを展開する企業様との対談を実施します。 対談では、Sports for Socialを運営する株式会社HAMONZ代表の山﨑蓮があえて“男性”目線で“女性のコト”について質問や疑問をぶつけていきます。あなたが疑問に思っていたことの実情や、知りたかったことの答えが見えてくるはずです。 今回のテーマは『乳がん』。乳がんは、がんの中でも女性がかかる割合(罹患率)が最も高く、乳がん発症率は増加の一途をたどっています。現在は、日本人女性の9人に1人が乳がんになるとも言われています。 そこで今回は、主に乳がん予防・乳がん治療に取り組まれている命の食事株式会社代表取締役社長の眞榮平 章子さん(以下、眞榮平)に乳がんのお話を伺いました。...

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