特集

ゴールボール体験で“見える”を体感する!~パレンテ ユニバーサルスポーツ社内イベントレポート~

パレンテ ユニバーサルスポーツイベント

「ユニバーサルスポーツを体験することで、人生を多様で豊かにーー」

見えるをデザインするオリジナルブランド『WAVE』を運営する株式会社パレンテは、知的障がい者スポーツのANiSAの最初のスポンサーになるなど、障がい者スポーツ支援に力を入れています。
視覚障がいのあるヘルスキーパーの方も入社し、いままでにない多様な接点を幅広く社員に持ってもらおうと取り組んでいます。

「僕だからできる仕事」コンタクトレンズ会社を“見える”集団に変える視覚障がい者がいる「“見えない”からこそ“見える”」 果たして、私たちは本当に世の中が見えているのだろうか?インタビューを終えてそんな感想を持つほど、株式会社パレンテで働く青木隆典さん(以下、青木)のお話には考えさせられるものがありました。 後天的に視覚障がい者となり、見える世界から見えない世界に飛び込むことになった青木さん。整体関連の資格を活かし、ヘルスキーパーとしていくつかの会社を渡り歩いてきた彼がたどり着いたのは、「見えるをデザインする」オリジナルブランド『WAVE』を持つ株式会社パレンテでした。 見えない人がコンタクトレンズの会社で何をするのか?入社して4か月がたった青木さん、そして株式会社パレンテ代表取締役社長 吉田忠史氏(以下、吉田)に、その入社の意図と効果を伺いました。...

そんな株式会社パレンテは、社員21名が参加したゴールボール・ボッチャ体験会を行いました。『スポーツ=共感力の高いコミュニティ』という考えを社内に発信しているパレンテですが、今回の社内イベントは、それを社員に実際に体感してもらいつつ、新しい“見える”を発見してもらう機会とするために開催されました。その仕掛け人である石田彩馨さん(以下、石田)に、いかにして社員を巻き込んできたのかを伺いました。

自由な社風のパレンテがもっと活性化するために

ーー石田さんは2023年1月に中途でパレンテに入社されました。当初の会社の印象はいかがでしたか?

石田)入社のときには、社員がやりたいことや取り組みたいことを積極的に取り入れている、自由な雰囲気の会社だという印象でした。私の入社の少し前にスポンサードを始めた、eスポーツチームのRush Gamingとのスポンサー契約も、社員の発案から始まっています。

ーー課題に感じたところはありますか?

石田)社員からも意見を吸い上げる仕組みは整っているし、社員間のコミュニケーションが促進されるような工夫もあったのですが、積極的に活用しようと思う社員が少なく、もったいないと感じていました。

なぜ会社がそのような取り組みをしているのか?というところの本質を社員にうまく浸透できておらず、なんとなくそういう制度があることは知っているけど、「仕事の方が大事だから」と、社員間のコミュニケーションはそこまで重要視されていない印象がありました。私としては、仕事だけするのが会社ではないと思っているので、その「なぜならば」の部分を社員に落とし込めていないのは課題に感じていました。

ーー「仕事だけするのが会社ではない」というのは、なぜそう思われているのですか?

石田)実は私自身も、前職のときには“仕事だけ”を考えて働いていました。隣の人と仲良くなるよりも、成果を出して報酬がもらえることだけを優先して働いていて、そのスタンスに共感している人が集まっている会社だったのですが、その会社が倒産してしまって。仕方ない部分もあると思うのですが、そうした経営状態が悪くなってしまったときの殺伐とした空気に、私はすごく悲しくなってしまいました。社風に共感して一緒に働いている社員同士なのに、会社が危機的状況になって経営層だけでなく社員も一丸となって考え、行動を起こさなくてはいけない大事なときに、日頃のコミュニケーション不足が影響して本音を言えない・考えをぶつけられない・そもそも会社のことをよくわかっていないという場面を見てきました。結果、情報が正しく伝わらなかったり、会社や同僚のことを理解できないまま解散してしまったところを目の当たりにしたからこそ、「仕事だけが会社の価値ではない」と思うようになりました。

パレンテ
コンタクト社長がスポーツを通じて伝えたいこと【社長対談 吉田忠史×山﨑蓮 前編】コンタクトレンズ通信販売『レンズアップル』と見えるをデザインするブランド『WAVE』を運営する株式会社パレンテは、Bリーグ千葉ジェッツふなばし、Jリーグヴィッセル神戸、eスポーツチームRushGamingなど、多くのスポーツチームの協賛をしています。株式会社パレンテの吉田忠史代表取締役社長(以下、吉田)は、「コンタクト社長」と呼ばれ、千葉ジェッツブースターやヴィッセル神戸ファン・サポーターにも親しまれています。 そこには、“広告の露出”だけではない、「コンタクトレンズの会社がスポーツを通して伝えたいこと」が存在しています。 社会貢献活動に対しても積極的に取り組むその想いについて、Sports for Social代表の山﨑蓮(以下、山﨑)との対談から紐解いていきます。...

同じことを言葉を変えて、何度も伝える

ーー今回のユニバーサルスポーツイベントでは、20名以上の方が自発的に参加をしてくれました。そこに至るまでにはどのような変化があったのでしょうか?

石田)まだまだ会社企画のイベントに自発的に参加する人は多くはいませんが、私以外の社員もイベントを企画したり、どうやったら企業理念を社内に落とし込めるか試行錯誤しながらさまざまな仕掛けを起こして頑張っています。
そういった取り組みが少しずつ社内に広がり、会社に興味を持つ人が少し増えつつあるのかなと思っています。

ーー石田さんはどのようなアクションをされたのですか?

石田)社内ポータルでの発信の方法に工夫をしました。Sports for Socialで記事を出した際にも、ただ「記事が出ました」という事実を発信するのではなく、「なぜ取り上げてもらったのか?」という点を補足して発信したり、新たに始めた社内プロジェクトも、立ち上げの意図や会社の方向性なども含めて発信するようにしています。

毎回言っていることは同じかもしれませんが、少し言葉の表現を変えてみて、さらに繰り返し社内に向けて発信していくようにしたところ、社内から「吉田社長が言ってたこれって・・・」「いま会社がやっているスポーツ協賛って・・・」などの話題が会議の前や雑談で聞こえてくるようになりました。
私の発信に対しても「あれってどういう意味?」という、前向きに“知りたい”という意図を持った質問をくださる社員も明らかに増えてきて、さらに詳しくお話できるようにもなりました。

何度も発信することで、1人ずつ内容に興味を持ち、共感してくれる人が増えていったのではないかと考えています。

ーー発信し続けてよかったなと思うエピソードはありますか?

石田)今回のユニバーサルスポーツイベントは、10人も集まらないんじゃないかと実はとても不安でしたが、結果的に21人もの方が集まってくれたので、ビックリすると同時にとても嬉しかったですね。

ーーそれはすごく嬉しいですね!

パレンテ
パレンテが目指すあたりまえで等身大なおもいやり【社長対談 吉田忠史×山﨑蓮 後編】コンタクトレンズの会社がスポーツとともにその価値を高めるーー。 株式会社パレンテ(以下、パレンテ)はBリーグ・千葉ジェッツふなばし、Jリーグ・ヴィッセル神戸、eスポーツ・Rush Gaming、一般社団法人全日本知的障がいスポーツ協会(以下、ANISA)などへのスポーツ協賛を通して、会社としての価値向上、社員の“誇り”になる活動をしてきました。 そんなスポーツとも関わりの深いパレンテの吉田忠史 代表取締役社長(以下、吉田)は、「未来に誇れる会社にしたい」と全社員に向けても発信しています。 吉田社長の考える「未来に誇れる会社」とは?スポーツだけでない、企業としての社会貢献活動のあり方について、その想いを深掘りします。...

想い・情熱だけじゃなく、目的・意図の解像度を上げる

石田)イベントに関しても、やる意図・目的がしっかりしていることが大事だと思っています。視覚障がいのある青木さんが入社されたあと、目の見えない世界を体験する小さなイベントを開催したことがありました。「青木さんの世界を体験してほしい」という意図でしたが、今振り返るとその部分が少し抽象的だったのかなと思いますし、その意図をもっと発信できていたら参加してくれる方も増えていたのかなと感じています。

ーー吉田社長も「なんのためにやるのか?」という点はすごく大事にされていますよね。

石田)吉田さんからは、「石田の情熱は伝わるし、なぜやりたいのかは普段接している俺にはわかる。でも情熱や想いが先走って解像度の低いままだと、その行動はまわりから共感を得られないよ」ということはよく注意されています(笑)。

ーー今回のユニバーサルスポーツイベントは、社員の方々に向けてどのような意図を持っているのでしょうか?

石田)参加者の中には、オリジナルブランド『WAVE』のプロジェクトに入っている社員もいます。WAVEは、『STREET ART LINE PROJECT』への協賛など、コンタクトレンズを開発するだけのブランドではなく、「見えるをデザインするブランド」として多様なことに取り組んでいます。そうした方々には、今回のイベントを通して、業務に結びつくような発見があるといいなと思っています。
「見えないってこんなことが困るんだ」とか、「スポーツをする上でこんなことがあると楽しめるな」など、どんな視点でもいいと思うので。

ーー業務に結びつけるのは難しい、という方もいらっしゃると思いますが、そうした方々はいかがでしょうか?

石田)業務という意味では私自身もユニバーサルスポーツとの結びつきはなかなか見出せないです(笑)。ですが、そうした皆さんにも“人生”に結びつくようなイベントになってくれたら嬉しいです。多様性や共生というものに対する本質理解に繋げることで、自分の人生が豊かになったり、考え方や視野が広がってくれたらいいですよね。

ーーありがとうございます!

知的障がい者とどう生きる?スポーツがもたらす可能性を考えるコンタクトレンズの通信販売『レンズアップル』を運営する株式会社パレンテでは、2017年から一般社団法人全日本知的障がい者スポーツ連盟(以下、ANiSA)の設立以来初めてのスポンサーとして活動しています。 コロナ禍もありながら、2022年のブリスベン(オーストラリア)でのアジア・オセアニア大会では、民間企業で初めてのメダルプレゼンターを務めました。 そんな深い関係性のANiSAとパレンテですが、働く社員にとって『知的障がい者スポーツ』はまだまだ未知の領域だと感じる方も多いのが現状です。7月に行われた全体会議で、ANiSA会長の斎藤利之さん(以下、斎藤)から、初めてANiSAの話や知的障がい者の現状について聞いた社員。そこでどんなことを思ったのか?また、さらに深掘りして聞きたいことを今回は対談形式で伺いました。...
【3分解説】ゴールボールとは?そのルールをわかりやすく解説!『ゴールボール』とは、英語でGoalballといい視覚障がいのある人が行う球技のことで、パラリンピックの種目にもなっています。この記事では『ゴールボール』とはどのような競技なのか、そのルールについて解説します。...

ゴールボールイベントの様子

株式会社パレンテの社内イベントの一環として、10月某日にユニバーサルスポーツイベントを開催しました!
積み上げてきたコミュニケーションの甲斐もあってか、平日にもかかわらず21名の社員が参加!和気あいあいとした雰囲気でゴールボール・ボッチャを楽しんだ様子を写真で振り返ります!

パレンテ ユニバーサルスポーツイベントまずはアイスブレイク。アイシェードをしている人をぶつからないようにペアになって誘導します。やっていくうちにどんどんコミュニケーションが具体的に、相手を気遣うようになっていきます!
ゴールボール体験ゴールボール体験!声を掛け合いながら、少しずつ慣れていきます。
ゴールボール体験試合ではたくさんの好プレーが飛び出しました!
ボッチャ体験途中にはボッチャ体験タイムも!ハマっている様子を見ると、今後オフィスでも開催されるかも!?
集合写真皆さん楽しめた様子!ありがとうございました!
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