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【シャレン!/FC町田ゼルビア】ウォーキングで広がるクラブと地域のつながり

Sport for socialでは、2021年「シャレン!(Jリーグ社会連携)」に取り組むJリーグクラブの「想い」を取り上げます。今回はFC町田ゼルビアのシャレン活動「ゼルビアウォーキング」について、地域振興担当の野村様にお話を伺いました。

コロナ禍でつながったそれぞれの想い

ー今回のシャレン活動に野村様がどのように関わられていたのか、クラブとして活動に至った経緯を教えてください。

野村)今回、「ゼルビアウォーキング」をシャレンアウォーズにエントリーさせていただきました。

2018年からウォーキングに関連するイベントなどを積極的に行っており、ホームゲーム開催日には「男気コース!!」という企画を行っています。昨年のコロナ禍で「なかなか外出ができない」「運動不足になりがち」あるいは「食欲の減退」など、身体の不規則な状態になってしまいがちだと地域の方々からの声を耳にしました。我々が得意とする、ウォーキングを通じて何かやることができないかと、ずっと考えていました。

同時に、私が地域振興担当という形で、行政との窓口をクラブの中で勤めており、地域の方々からの声を行政職員と共有し、日頃から様々な取り組みのお話をさせていただいていたこともあり、緊急事態宣言下においても、たくさん共有しながら取り組みを検討していました。

また、ウォーキングに限らず、町田市民の方々が「今どういった生活を送られているのか」「商店街はどういった状況なのか」、学校では「今子供たちがどういった様子なんだろう」などを伺っている中で、クラブとして何ができるのかを、考えていました。

ーコロナ禍で「何かできないか」という考えや、課題意識を持った方々が改めてつながることで、今回の取り組みに発展していったのですね。

緊急事態宣言解除後にすぐにでも行動を起こすことができるように、下準備を始めようと、元々取り組みのあった町田市観光まちづくり課様に相談をさせていただきました。

観光まちづくり課様も、「オープンして間もない薬師池公園の西園を町田市民に知ってほしい」という考えや、クラブも考えていた「健康増進」を行政としても推進したいという想いがあり、すぐに指定管理者のNEST Machida様との3社でのミーティングのセッティングをしていただいたというのが、動き出すまでの流れになります。

「ゼルビアウォーキング」参加者の皆様の声

-実際の活動を経て、参加者やスタッフの皆様の中で「変化」を感じる点や、印象に残っているエピソードはありますか?

野村)NEST Machida様に行っていただいたアンケートの中で、「ウォーキングだったり町田の魅力や自然を満喫しながら歩いて、美味しい空気を吸いながら歩くことができるだけで、喜びに感じる」

「自分の家族と外出して密な状況を避けることができるウォーキングという形で、家族同士でも外出の機会だったりコミュニケーション機会を作ることができた」というような声は、アンケートの結果から多くいただき、 SNSでも感想を発信していいる方々も多くいらっしゃいました。

元々、ゼルビアと接点が全くない方々からも、「健康増進やサッカーに限らない活動の中でFC町田ゼルビアと接点を持つことができた」「行政が発信するだけじゃなくて地域にあるプロスポーツ団体がそういったことを発信してくれることは町田市民にとっても嬉しい」という声もいただきました。

町田市民にとってかけがえのない存在へ

ークラブや野村様のこの活動に対する思いと、その他のシャレン活動や他の地域活動はどういう風に広げていきたいとお考えでしょうか?

野村)我々が町田市をホームタウンとして Jリーグクラブとして活動していく中で、もちろんチームの順位なども、市民の方々に応援いただく中で当然重要だと感じています。

ただそれだけではなく、いかにこの地域の方々に愛されるクラブであり、日常生活の中で、我々がサッカーに限らず、様々な活動を仕掛けていくことによって、市民の方の生活がより豊かになったり、町田が健康的な住み良い街になっていくために貢献できるかが重要であると感じながら、活動を続けています。

私自身も町田市の南つくし野というところの出身です。小さい頃からこの町田で生まれ育ち、地元にプロスポーツチームがあることで、町田のスポーツ環境が充実していく光景や町田市民の方々がFC町田ゼルビアとともに楽しんでいる姿を目の当たりにしています。

地域の方々も行政も色々とご理解を示していただき、我々をうまく活用していただいているので、さらにその幅を広げて色々な取り組みをしていきたいですし、より市民の方々に我々を「使っていただきたい」というのが想いです。