Jリーグのクラブマスコットが絶滅危惧種を守っている!?
北海道コンサドーレ札幌のマスコット「ドーレくん」は、絶滅危惧種であるシマフクロウをモチーフにしています。
今回は、今日5月4日がお誕生日のドーレくんに、「シマフクロウ」や、森を守る活動についてインタビューしました。
空を飛んでスタジアムに来てくれます
ードーレくん、はじめまして!早速ですが、今日はドーレくんの仲間たち「シマフクロウ」について、ドーレくんとパートナー事業部 社会連携グループの久保田さんにインタビューさせていただきます。まずは、ドーレくんの紹介をお願いします。
久保田)5月4日生まれのシマフクロウです。普段は森の中に住んでいて、試合の時などは空を飛んで向かいます。毎回遅刻せずに来てくれます。
ーありがとうございます。森の中からいつも来てくれるのですね!
北海道の守り神「シマフクロウ」をモチーフにドーレくんは生まれました
ードーレくんのモチーフをシマフクロウにした理由があればぜひ教えてください。
久保田)シマフクロウは、日本で北海道にしか生息していない希少種です。また、フクロウの中でも最大級であることや、アイヌ民族の中で「森の守り神(コタン・コル・カムイ)」と呼ばれているなどの理由から、シマフクロウをモチーフに決めました。
ーシマフクロウは全長70cm、翼を広げると約180cmにもなるそうですね。ドーレくんも身体が大きく、選手やファン・サポーターの方を守ってくれる大切なマスコットですね。
マスコットを決められた当時から希少種である、現在は絶滅危惧種ということで、ドーレくんを通してや北海道コンサドーレ札幌として環境問題に取り組んできたことについて教えてください。
久保田)これまでにさまざまな活動をしてきました。「コンサ百年の森づくり」という植樹活動や、小学生の子どもたち向けの「森の教室」という環境や生物多様性について学びの場の提供などです。「森の教室」は、子どもたちとドーレくんの交流の場でもあります。
ー子どもたちにとって記念にもなり楽しく環境を考えられる素敵な取り組みですね。ドーレくん、楽しかったですか?
ドーレくん)楽しかった!(グー)
久保田)また、今年の3月には円山動物園さん(札幌市)とバードライフ・インターナショナル東京さんと北海道コンサドーレ札幌の3者で環境保全・生物多様性のためのSDGs協働事業協定を締結しました。
ー北海道内の動物園と鳥類保護団体との連携活動なんですね。北海道コンサドーレ札幌だからこそできる活動ですね。これからの活動が楽しみです。
ドーレくんがみんなと一緒に考えていきたいシマフクロウのこと
ーでは、ここからお待ちかねのシマフクロウについての質問ですが…
ドーレくん)はい!(挙手)
ーそれでは、ドーレくんに質問です!ドーレくんはシマフクロウの仲間たちについてどう思っていますか?
ドーレくん)むかしは北海道にたくさんいた仲間が今はとても数が少なくなっていて悲しい…
ードーレくん、サインも書いてくれてありがとうございます!
そうですよね。今は絶滅危惧種ですが、少しずつ増えていくといいですね。ドーレくんは、シマフクロウの未来がどのようになるといいなと思いますか?
ドーレくん)ぼくがSNSなどを通してシマフクロウの情報を発信してぼくの仲間が住みやすくなるような自然環境をみんなで作っていきたい。
ードーレくんの活動を通してシマフクロウのことを知ってもらえると嬉しいですね。実際に私たちも、ドーレくんを通してシマフクロウについて知ることができました。
久保田)コンサドーレのマスコットとしてシマフクロウのドーレくんがいることによって、北海道民やファン・サポーターの皆さんに対して、シマフクロウの認知度向上に貢献できているのではないかと思います。イベント出演や幼稚園や保育園を訪問した際には必ず、ドーレくんはシマフクロウなんだよ、という話はしています。
ードーレくんを通して、北海道内外でのシマフクロウの認知度が上がっているのですね。
それでは最後に、ファンの方に向けてのメッセージをお願いします。
ドーレくん)シマフクロウやたくさんの仲間を守っていきたいんだ!みんな力を貸してほしいな!!
ーありがとうございます!私たちもこの記事を通して、ドーレくんの仲間達への想いに僅かでも貢献できたらいいなと思います。
編集担当からのメッセージ
HAPPY BIRTHDAY ドーレくん!
これからもドーレくんの仲間たちシマフクロウが健やかに生きていけますように。