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「PLAZAらしさ」を追求した生理用ナプキン〜女性の心と体の健康について考える『Nice to meet me!』プロジェクトとは?〜

PLAZA 名古屋ウィメンズマラソン

女性の心と体の健康に着目し、自分自身の健康と向き合うきっかけづくりのために始まったPLAZAによる『Nice to meet me!』プロジェクト。
2023年3月に行われた名古屋ウィメンズマラソン2023では、オリジナルパッケージの生理用ナプキン『The Week』がコース内仮設トイレに設置されたことでも注目を集めました。

そんな『Nice to meet me!』プロジェクトへの想いや『The Week』開発経緯、さらに「名古屋ウィメンズマラソン」での協賛について、PLAZAを運営する株式会社スタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイル カンパニーの中村優希さん(以下、中村優)、向田奈月さん(以下、向田)、櫻井璃沙さん(以下、櫻井)、長澤千夏さん(以下、長澤)、そして中村楓さん(以下、中村楓)にお話を伺いました。

Nice to meet me!

今の自分の健康に向き合うための『Nice to meet me!』プロジェクト

ーー『Nice to meet me!』プロジェクトはどのような想いから始まった活動なのでしょうか?

中村優)このプロジェクトは、コロナ禍で当たり前な生活が脅かされている中、PLAZAで働く一員として、ただ「かわいい!」「楽しい!」を発信するだけでいいのか、ということに疑問を持ったところから始まりました。私自身コロナがきっかけで、キャリアプランが絶たれ、不安を感じることがあり、「心と体の健康」「健やかに生きること」が大切であることを考えるきっかけを与えられる活動ができればいいなと考えたことが、このプロジェクト立ち上げのきっかけでした。

ーーご自身がコロナ禍に経験したことがきっかけで生まれたプロジェクトなのですね!プロジェクトメンバーの皆さんは、どのような経緯でプロジェクトに参加されたのですか?

向田)このプロジェクトは、まず何から始めようかというゼロの段階から、中村優希さんと私の2人からスタートしました。新規の企画というのは継続させることが難しいとはわかっていながら、優希さんのプロジェクトに対しての想いがすごく伝わってきて、その想いに共感し一緒にやっていきたいと思い参加に至りました!そのあと加わったのが、櫻井さんと長澤さんでした。

櫻井)私は関西の店舗で勤務していたにいたのですが、優希さんは以前からよく目をかけてくださっていた先輩だったんです。コロナによる自粛期間中にSlackを使って部署を超えたコミュニティーでの情報交換をしていたのですが、時期も相まって心を動かされるやり取りでした。「こんなときだからこそ、PLAZAから誰かに何かを訴えかけられるようなアクションができれば」とお互いに感じていましたし、私自身も会社を通して誰かの心を動かすような何かをやってみたいなと常々思っていたので、声がかかった時には、ぜひ参加したい!という気持ちでしたね。

長澤)私も同じような経緯での参加でした。先輩方がみんな新しいものや流行に敏感な方が多かったので、それをスタッフ間の内向きだけではなく、PLAZAらしく社外にも発信していけたら楽しいよねという話は以前からしていました。このプロジェクトに入り、やりたいことができている実感を徐々に感じられるようになって嬉しいです!

中村楓)私は、『The Week』が発売されたすぐあとのタイミングで加わりました。もともと会社のPR担当として、『The Week』のリリースや外部への宣伝を行っていく中で、プロジェクトやアイテムに対するメンバーの想いを知り、とても素敵な活動だなと思っていました。プロジェクトメンバーのみんなのことも好きなので、声をかけていただいた時はすごく嬉しかったです!

PLAZA プロジェクトメンバー

ーー中村優さんの想いに惹かれて集まったメンバーだったのですね!プロジェクト名もとても個性的と感じているのですが、どのようにして『Nice to meet me!』という名前に至ったのでしょうか?

中村優)最初から『Nice to meet me!』の一択でしたね。今の自分に改めて出会って、「自分の健康ってどういうことなんだろう」「健やかな人生ってなんだろう」ということに気づいたり向き合ってほしいという意味が込められています。

ーー新しい自分に出会うというよりも、今の自分に気づこうというコンセプトなんですね。このプロジェクトのゴールとしては、どのようなところを目指しているのでしょうか?

中村優)プロジェクト自体は時代の変化に合わせながら育てていければと思っています。ただ、私自身の思いとしては、皆さんが化粧品に興味を持つのと同じくらい、自分の心と体の健康を考える習慣が身につく未来が来たらいいなと思っています。

PLAZAらしく、PLAZAだからできること

ーープロジェクトの中で誕生した生理用ナプキン『The Week』ついて教えてください!

櫻井)『Nice to meet me!』が届けたい心と体の健康を考えるきっかけづくりの想いは、『The Week』という商品に集約されているのではと考えています。
お客様は店頭に並ぶかわいいデザインのナプキンに目がいき、手に取ってみるとオーガニックコットンでできていることなど商品の特長について知ることができます。そこから「今まで自分はどんな商品を使っていたのか?」など、若い女性が生理や自分の体のことについて改めて考えるきっかけをつくれればいいなと思っています。

ーー『The Week』という商品名はどのようにして決められたのでしょうか?

中村優)プランナーさんとの話し合いも重ね、30案を超えるほどたくさん、中には凝った名前も上がったのですが、若い女性との距離感を大切にしたくて『The Week』に決まりました。全然知らない単語が並ぶと「?」という気持ちになるので、できるだけシンプルな名前を、と。

櫻井)ちょうど生理期間が大体1週間と言われていることもありますよね。

中村優)あとは「Week」のフォントが「W」の線と「e」の丸み、そして「k」で高さが出ていてバランス的にもしっくりくるんですよ!デザインもPLAZAらしくかわいく、ピンク、紫、そして赤をふんだんに使用し、キラキラに仕上げました。

The Week

ーーパッと見た時のパッケージの文字も言葉も印象的でわかりやすいですね!商品開発していくにあたって何か苦労した点などありましたか?

中村優)パッケージを決めるにあたってPLAZAらしさを担保しつつ、生理用品であることも伝わるパッケージにすることを大切にしました。PLAZAらしい、PLAZAにしかできないデザインですね。

ーー先ほどから「PLAZAらしさ」という言葉が何度も登場しています。“PLAZA”が今回のようなプロジェクトに取り組む意味はどのようなところにあるのでしょうか?

櫻井)私たちの会社の社員も女性が多いので、お客様との距離が近いことがPLAZAの特長です。気軽に私たちの商品を手に取っていただき、生理の話題がタブーだという意識をやわらげることができればと思っています。

向田)お買い物を楽しむためには、自分の心と体の健康があってからこそということをお客様の身近な存在として伝えたいですね。

中村楓)生理用品って買わなきゃいけないものなのに、買いにくい、レジに持っていきづらい、黒いビニール袋は持ち歩きづらい、などと感じている女性も多くいらっしゃいます。でも『The Week』がPLAZAの店頭に並んでいると海外のお菓子と間違えてしまうほどパッケージがかわいく作られているんです。お菓子やコスメを買う感覚で手に取ってもらって、なんならちょっと見せびらかしたくなるような気持ちで買える生理用品って素敵だなと思っています。

長澤)私も学生時代、生理用品を持ってレジに行くのがとても恥ずかしく、特にレジにいる店員さんが男性だった場合買おうか迷ってしまうということがありました。そういう繊細な年頃に、PLAZAにきて化粧品やお菓子を買う流れで『The Week』のような生理用品が売っていたらとてもよかったのになと思いました。友人にも「パッケージも可愛いからギフトとしてもいいね!」と言われました。今まで生理用品をギフトにすることなんてなかったので、そこはPLAZAだからできたことだと思っています!

ーー『Nice to meet me!』プロジェクトが始動し、PLAZAとしてはフェムテック事業への参入となると思います。

中村優)私たちはあまりフェムテックという言葉にカテゴライズされたくないと考えています。フェムテックという言葉を使ってしまうと、難しく捉えてハードルが高くなってしまい自分ごとではなくなってしまう。生理は生物学上の女性には必ず訪れるものなので、フェムテックに興味関心がある人だけでなく、すべての女性が考えていけるようにしたいと思っています。

名古屋ウィメンズマラソンを経て『Nice to meet me!』プロジェクトが見据える今後

ーーそして3月の名古屋ウィメンズマラソンでは、女性ランナーや応援観戦者をサポートするために『The Week』を提供され、女性用トイレに設置されました。

中村優)名古屋ウィメンズマラソンは、実際にPLAZAが社会に貢献できる活動としてサポートさせていただきました。実は長澤さんがランナーとして出場されると聞き、このようなイベントでPLAZAとしても何かできればと話していたことから、知人を介して大会運営に関わる方にコンタクトを取りました。当初は来年の大会で一緒に何かできればと考えていたのですが、トントン拍子で話が通り今年やりましょうとなったんです(笑)

仮設トイレ

ーー大会運営の方もこのプロジェクトの想いに共感し、胸が突き動かされたのかもしれないですね!今回、名古屋ウィメンズマラソンに社会貢献スポンサーとして協賛して、どのようなことに気づかれましたか?

長澤)『Nice to meet me!』プロジェクトの目的である、女性のライフスタイルと心と体の健康を応援したい、というところから協賛に至りました。ランナーとして実際に走ると、マラソンは体力的な面だけでなく、メンタル面も大事になってくるんです。なので沿道で誰かに「頑張れ!」と声をかけてもらうだけで「1人で戦っているわけではない」と思えてものすごいパワーになるんです。

ーーメンタル面のサポートは何事にも大切ですよね。

長澤)そこで私たちのプロジェクトも、悩みや不安を抱えている女性たちのパワーになれる存在になれたらいいなと思っています。例えば、当日生理になってしまう参加者もいらっしゃると思うんです。せっかくその日のために頑張ってきたのに、生理と重なることで、不安になったり、なかには出場を諦める方もいるのではないかと思います。名古屋ウィメンズマラソンは制限時間も通常より長いことから、初めてのマラソン大会にチャレンジする方も多いと思うので、『The Week』を設置することによって不安要素を軽減したり、チャレンジする女性に向けてサポートすることができたのではないのかなと感じています!

長澤さん

向田)私の友人も出場していて、「ナプキンが仮設トイレに置いてあってとてもいい大会だったよ!」という声をいただきました。普段からマラソンをされているベテランの方も、生理のツールが会場に設置されていることに対していいなって思ってくれたことがとても嬉しかったです。

ーー今後の『Nice to meet me!』プロジェクトの展望や、スポーツとの関わりについて教えていただきたいです!

櫻井)私も過去にスポーツをしていたのですが、プロジェクトに参加するまで、スポーツシーンでの生理について深く考えたことがありませんでした。スポーツは成績に目が行きがちですが、そこだけでなく、やり切ったという感情、自分の殻を破ったという感覚、何より達成感を味わえるという側面もあるので、そのような結果だけではない感情や自己成長といった部分をサポートできたらいいなと考えています。

中村楓)生理は当たり前のことなのに、生理用品が買いづらいとか持ち歩きづらいということで、ストレスを感じたりブルーな気分になることもあります。そんな時でも、少しでも気分が晴れて自然体で過ごせるように、寄り添って女性の強い味方になれるようなプロジェクトにしていきたいです。

長澤)スポーツって楽しいものだと思うんです。PLAZAも楽しい!と思えるようなアイテムを取り扱っているので、心から毎日を楽しく過ごせるように健康や自分のことについて向き合うきっかけ作りが、今後できたらいいなって思います。

中村優)名古屋ウィメンズマラソンで協賛したことによってスポーツとの縁が生まれましたが、今後どのぐらいPLAZAが貢献できるのかという新たな課題も生まれたのかなと思います。日本にはしっかりスポーツをしている人たちもいれば、ダイエットや健康管理のためにスポーツが活用されることも多く、運動と健康は密接につながっていて切り離せないものだと思います。将来的には運動やスポーツと一緒に、もっと気軽に「健康とは何か」ということを、広く伝えられたらいいなと考えています!

ーーそうですね!健康とは何かということを、自分自身で考えるきっかけになればいいですね。本日は貴重なお話ありがとうございます!

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プロジェクトメンバー左から 櫻井璃沙さん、中村楓さん、向田奈月さん、長澤千夏さん、中村優希さん

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