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2023、2024年は陸上界が熱い!盛り上がりを牽引する三菱重工マラソン部とは?

三菱重工

お正月の風物詩といえば『駅伝』を挙げる人も多いでしょう。伝統の箱根駅伝だけでなく、元日に行われるニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝)も多くの方にとって定番として根付いています。
多くのチームが『企業名』を背負って出場するのがこの大会の大きな特徴。2023年のニューイヤー駅伝で4位、途中3区では首位になるなど注目を集めた三菱重工マラソン部は、先日の東京マラソン2023で日本人トップ、そしてブダペスト2023世界陸上代表にも選ばれたの山下一貴選手、オリンピック代表有力候補の井上大仁選手をはじめ、個人でも有望な選手たちが集まっています。

企業スポーツの歴史

陸上競技、とくに駅伝に代表される企業スポーツは、戦後、企業の福利厚生として大企業を中心に運動部を立ち上げたことで盛んになりました。
野球、サッカー、バスケットボールなどのチームスポーツがその中心となり、野球における“都市対抗野球大会”、駅伝では先述の“ニューイヤー駅伝”など、企業のスポーツ部が中心となった大規模な大会も継続しています。

資生堂ランクラ
資生堂ランニングクラブが40年以上輝き続ける理由資生堂の企業スポーツ・実業団といえば2022年に『クイーンズ駅伝』を制した女子駅伝でも有名な陸上チームです。 2016リオオリンピ...

三菱重工マラソン部の歴史

1982年に『三菱重工長崎駅伝部』として創部。1988年には『三菱重工長崎マラソン部』に名前を変え、ニューイヤー駅伝だけでなく、世界に通用するマラソン選手の育成を目指して活動しています。

2017年にニューイヤー駅伝で初の入賞、そして同年アジア大会男子マラソンでの井上大仁選手金メダル獲得を皮切りに、ニューイヤー駅伝やマラソンで好成績を収めており、2023年ブダペスト世界陸上、同年10月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)、2024年パリ五輪での活躍も期待されています。

2023年、2024年はマラソン・駅伝が熱い!

ブダペスト2023世界陸上

2023年に行われる世界陸上は、ハンガリーのブダペストで行われます。マラソン日本代表は、其田 健也(そのた・けんや)選手、山下 一貴(やました・いちたか)選手、西山 和弥(にしやま・かずや)選手が男子代表に内定。女子は、松田 瑞生(まつだ・みずき)選手、加世田 梨花(かせだ・りか)選手、佐藤 早也伽(さとう・さやか)選手が内定しました。

マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)

パリ2024オリンピック競技大会マラソン日本代表選考競技会である『マラソングランドチャンプオンシップ(MGC)』は、2023年10月15日に開催されます。

2019年に東京オリンピックの選考会として始まったMGCは、マラソン代表選考における新しい形として注目を集めました。事前に出場権を獲得できた有力選手たちのよる、一発勝負で代表が決まる緊迫感にいまから楽しみですね。

ニューイヤー駅伝2024

オリンピックイヤーの幕開けは元日のニューイヤー駅伝から。マラソン代表だけでなく、トラック競技の選手も“チームのため”の駅伝から勝負の年をスタートします。

第100回箱根駅伝

2024年の箱根駅伝は、記念すべき“第100回”の大会です。通常、関東地域の大学のみが出場可能ですが、全国の大学が予選会に出場可能となる今大会。2023年秋の予選会から、2024年1月の本番まで、今まで以上のドラマが生まれることは間違いないでしょう。駅伝ファンのみならず注目すべき大会です。

パリ五輪

2023年MGCを経て決定した日本代表選手が、世界トップレベルの真剣勝負に挑みます。“誰でも参加できる”大会になると言われるパリオリンピック、その中でも街中を駆け抜けるマラソン・競歩の競技は注目が集まっています。

三菱重工マラソン部の注目選手

井上大仁

長崎・鎮西学院高校から山梨学院大学に進み、卒業後地元である長崎県の三菱重工マラソン部に加入。2018年アジア大会男子マラソンでの優勝で注目を集め、以後日本のトップランナーとして活躍しています。2024年パリオリンピックに向けてのMGCでの走りにも期待です。

井上大仁選手井上大仁選手

山下一貴

長崎・瓊浦高校から駒澤大学に進学。箱根駅伝では2年生から3年連続でエース区間2区を任されていました。2021年初マラソンでの日本最高記録を更新し、2023年東京マラソンでの日本人1位の快走で世界陸上マラソン代表に選ばれました。「イチタカスマイル」で多くのファンを虜にしています。

山下一貴山下一貴選手

地域に愛されるマラソン部へ

“マラソン”の練習場所は、陸上競技場だけでなく、街を走ることも多いことが大きな特徴です。坂の多い長崎市で見られる“頑張ってる姿”は、地域の人たちへの親しみと元気を与えています。

「長崎から世界へ」というスローガンを元に、世界で羽ばたく姿を見せることは、地域の人たちにとっては『走っている近所のお兄ちゃん』が世界に飛び立つことになり、地域のとっての元気や子どもたちに夢を与える存在になります。

地域で行うイベントや、各種市民大会でのペースメーカーなども行う中で、シンプルな競技だからこそ「あんなに速く走れるんだ」という子どもたちの憧れは強く、三菱重工マラソン部の活躍を地域に関わる皆さんで応援しています!

日総工産×神奈川大学
「人を育て、人を活かす」神奈川大学駅伝チームと日総工産の揺るぎないシナジー駅伝の古豪、神奈川大学。1997年、98年の箱根駅伝の連覇からタイトルは遠ざかったものの、2020東京オリンピック男子マラソン日本代表の鈴木健吾選手の箱根駅伝での活躍はまだ記憶に新しく、さらに直近の全日本大学駅伝予選では1位通過するなど、多くの陸上ファンがその活躍を期待しています。 そんな神奈川大学陸上競技部駅伝チームをスポンサーとしてサポートするのが、日総工産株式会社(以下、日総工産)。製造系人材サービスを提供する日総工産は、大学駅伝でのスポンサーの解禁に伴い、2021年より神奈川大学陸上競技部との関わりをスタートさせました。 この両者の描くストーリー、そして「人を育てる」ことへの共感とその取り組みについてお話を伺いました。...
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