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「人を育て、人を活かす」神奈川大学駅伝チームと日総工産の揺るぎないシナジー

日総工産×神奈川大学

駅伝の古豪、神奈川大学。1997年、98年の箱根駅伝の連覇からタイトルは遠ざかったものの、2020東京オリンピック男子マラソン日本代表の鈴木健吾選手の箱根駅伝での活躍はまだ記憶に新しく、さらに直近の全日本大学駅伝予選では1位通過するなど、多くの陸上ファンがその活躍を期待しています。

そんな神奈川大学陸上競技部駅伝チームをスポンサーとしてサポートするのが、日総工産株式会社(以下、日総工産)。製造系人材サービスを提供する日総工産は、大学駅伝でのスポンサーの解禁に伴い、2021年より神奈川大学陸上競技部との関わりをスタートさせました。
この両者の描くストーリー、そして「人を育てる」ことへの共感とその取り組みについてお話を伺いました。

インタビュー対象

神奈川大学駅伝チームコーチ 市川大輔さん(写真左、以下、市川)
日総工産株式会社 広報・IR部 五十嵐誉起さん(写真右、以下、五十嵐)

神奈川大学市川さん、日総工産五十嵐さん

チーム全員で、それぞれに成長を

ーー伝統のあるチームである神奈川大学駅伝チーム。その特徴や、守ってきたものはどんなものなのでしょうか?

市川)「人を育てる」ということに重きを置いて取り組んでいます。社会で生きていく力、自己解決力を付けて卒業してほしい、という話はスタッフ間でよく交わされる会話の1つです。
私が現役時代(1993年から1997年)のときから、現監督の大後がコーチとして活動しており、約30年根本的なところは変わっていません。

ーーチームとしてタイトルを、というわけではないのですか?

市川)もちろん、駅伝チームとして大会での結果を出すことは私たちにとって重要です。ただ、それ以上にチームに関わる全員が4年間で何かしらの達成感を得て卒業していくということは大事にしています。

ーー「チーム全員で」というのは大後監督もよく言われていますね。

市川)陸上競技というのは基本的に個人競技ですし、学生たちも多様化してきたり、新型コロナウイルス感染拡大の影響でコミュニケーションが希薄化してきたりと、さまざまな課題もあります。ですが、どのような状況でもチーム全員に対して個々の成長を考え、そして全体の成長に繋げていくことに変わりはないですね。

神奈川大学駅伝チーム

「人を育て、人を活かす」日総工産の理念との共感

ーーそんな神奈川大学陸上部をスポンサードしている日総工産さんですが、こうした「人を育てる」という部分で共感するところも大きいのではないですか?

五十嵐)そうですね。「人を育てる」ということは、とても大切だけれども同時にとても難しいことだと感じています。いまの大学生は、競技だけでなく学業の部分への取り組みにも力を入れてきていると感じますし、当社と通づるものがあると思っています。
当社の創業理念に「人を育て、人を活かす」というものがあります。自分が学んだことや教育を受けたことを活かし、どのようにその後の人生の幸せにつなげていくのかということを追求していきたいと考えており、そうした意味では神奈川大学陸上部さんの考えと非常に近い部分が大きいと感じています。

ーー「人を育て、人を活かす」という意味で、日総工産さんが大事にされていることはどんなことでしょうか?

五十嵐)時代の変化に合わせることは大事にしていますね。当社の主な顧客である製造の現場も日々変化してきています。そこで活かすための教育内容や、変化にも合わせられるような人財育成には重点的に取り組んでいます。
当然それは、自社だけで考えるものではありません。しっかりとお客様と二人三脚で人材を育てていく、そのために関係性を深くしていくことを重要視しています。

対談風景

日総工産株式会社 社長メッセージ:https://www.nisso.co.jp/company/message/

スポンサーとしての“ストーリー”を大事に

ーー両者は、2021年12月にスポンサー契約を結ばれました。その経緯や背景にはどのようなことがあったのでしょうか?

五十嵐)2021年始の箱根駅伝から、ユニフォームのスポンサーが解禁になると発表があり、当社にもその情報が入ってきました。私たちとしては素晴らしい機会だと感じ、早急に社内で意見をまとめてご提案しました。経営陣からも「こうした支援は長く続けることに意味がある」と非常に前向きな意見をいただいていました。

市川)日総工産さんからとてもよいお話をいただき、私たちとしても嬉しかったです。ただ、2021年大会に向けてはスケジュールがタイトであったこともあり、断念してしまいました。私たちとしても、支援をいただくにあたり生半可な気持ちでお受けするわけにはいかないと思い、考慮の時間をいただいた形です。

ーーすぐにはうまくいかなかったものの、日総工産さんとしても諦めることなくアプローチされたわけですね。

五十嵐)こうしたスポーツ支援には、“ストーリー”が必要だと私自身は考えています。例えば、私たちはNPBの横浜DeNAベイスターズさんを応援していますが、そこでいただくBOX席には、地域の子どもたちを招待しています。「あの席でベイスターズを見た」ことから、大きな夢を持つようにしてほしいとの想いです。

神奈川大学陸上競技部さんに関しても、本社から車で10分ほどの距離にあるという地理的な要素だけでなく、「人を育てる」というコンセプトの面での共感もあります。
応援するからには長い間しっかりとパートナーシップを結んでやっていきたいと考えていますし、そのためには企業とスポーツチームとのストーリーがないといけないと思っています。そうしたストーリーという意味では、神奈川大学陸上競技部さんは私たちにとって最適なパートナーですね。

市川)最初の年にはパートナーを結べませんでしたが、お互いにどう最適なパートナーシップになるかを考える時間が多くできたのではないかと思います。実は、神奈川大学のサッカー部が日総ブレイン株式会社という関連会社さんとのパートナーシップを結ばせていただいています。大学全体での繋がりという点でも、日総工産さんとの取り組みは大きな意味を持っています。

ーーそうしたさまざまな考慮を経て、2021年12月にスポンサー契約を発表するに至りました。

五十嵐)「応援する!」となると、見る側も真剣になりますよね。(笑)このパートナーシップは、社員もすごく喜んでくれています。そうした想いをより広げていきたいなと思っています。

ブラインドランナー1
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お互いの“これから”をともに紡ぐ関係性

ーー今後は、そのストーリーをどのように強化していきたいとお考えですか?

市川)陸上競技部の選手たちがインターンシップとして就業体験できないか、というお願いをしています。高校生から大学生の現在に至るまで、365日陸上競技をしてきた選手が多く、アルバイト経験が少ないことは課題です。彼らが就業する体験の機会を是非日総工産さんでお願いできればと考えています。

また、日総工産さんにスポンサーとして応援していただき、ユニフォームにロゴも入ることで、まわりの社会との繋がりという意味でも実感できている選手が増えてきています。こうした面も含め、選手の社会性の成長という意味でご一緒する機会を増やせたら嬉しいです。

五十嵐)まず、学生のインターンのことはコロナの関係もありますが、実現させていこうと動いています。
また、私たちとしては社員がもっと駅伝チームを身近に感じるような取り組みをしたいと思っています。社員の子どもたち向けにかけっこ教室をしていただいて、そうした子どもたちの中から「神奈川大学で駅伝をやりたい」と思ってくれる子が出てくればこんなに嬉しいことはないと思っています。

こうした未来のことも含め、時代をつくる若い人たちに投資をし、企業も大学もさらなる発展に繋がっていけばいいと思いますし、もっといいストーリーをともに作り、多くの方に共有していければと思っています。

ーーありがとうございました!

神奈川大学陸上競技部駅伝チーム応援サイト:https://ekiden.kanagawa-u.ac.jp/

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