特集

スポーツで“ひとつになる”空間を|本格的な料理を楽しむスポーツバーが子どもたちのスポーツ支援をする理由とは?『The Hungry Moose 名古屋・伏見』

The Hungry Moose

スポーツ観戦をスタジアムだけでなく“バー”で!

名古屋にあるスポーツバー『The Hungry Moose(ザ・ハングリームス)』は、料理も本格的に楽しめるお店として、2025年2月にリニューアルオープン。この店を運営するC.O.A株式会社オーナー、斉藤ルイスさん(以下、斉藤)にお話を伺います。

斉藤さんがスポーツから受けた影響、2019年ラグビーワールドカップの熱量、バーへの憧れ、そしてこれからの子どもたちに向けたスポーツの力の活用など、さまざまな角度からこのお店をひも解いていくと、飲食店とスポーツという新たな関係性が見えてきました。

The Hungry Moose

The Hungry Moose

名古屋市営地下鉄「伏見駅」8、9番出口より徒歩約2分のところに店を構える『The Hungry Moose』。お肉料理を中心に本格グリル料理が味わえるスポーツバーです。

“ひとつになる”スポーツの魅力

ーー斉藤さんはどのようなきっかけでこの飲食業界に入ったのでしょうか?

斉藤)「バーで働いてみたい」というシンプルな想いがきっかけです。アメリカ留学をしているときに、現地ではまだ成人ではなくバーに入ることができなかったのですが、「お酒の提供時間じゃないから入れてあげるよ」と言われて入ったその場が本当にかっこよくて。映画などでみる“BAR”への憧れもあって、日本に帰ってきたらそういう場所で働いてみたいと思って仕事を探しました。

ーー憧れの“バー”だったのですね。

斉藤)働いてみて思ったのは、スポーツのある日の盛り上がりのすごさです。小さな店にぎゅうぎゅうに人が集まり、画面を見て盛り上がっているのを見て、「1つの目的でこんなにも人が集まり、ひとつになるんだ」と驚きました。名古屋グランパスや中日ドラゴンズが優勝したときの盛り上がりはもう本当にすごかったです。

ーー現在のC.O.A株式会社でのオーナーになる前から、こうした将来は思い描いていたのでしょうか?

斉藤)いえ、ただ本当にガムシャラにやってきた感じですね。キッチンを中心とした仕事で、「いつかお客さまの前に出てスポーツバーをやりたいな」という想いを持ちながら過ごしていました。
そんなときに、いまから10年ほど前、本当に潰れる寸前だったC.O.Aから声を掛けられました。状況はなかなか難しく、内情はいろいろと問題はありましたが、自分にとってはチャンスだと思い、オーナーとしてチャレンジしてみることにしました。「逆に自分が頑張れば前に進んでいける」と思い、熱くなりましたね。

ーーそこから立て直し、10年続けられています。

斉藤)飲食店で10年間続けられる企業は6%とも言われています。なんとか頑張りました(笑)。

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2019ラグビーワールドカップの興奮

ーー好転したきっかけは、なにかあったのでしょうか?

斉藤)2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップが大きなきっかけになりました。「多くの外国人が来て、ビールがたくさん必要だ」と言われ、しっかりと準備はしていたのですがその予想の何倍もの人がお店に訪れました。週末用に壁一面にストックしていたビール樽が1日で全部売り切れてしまうほどです。追加の注文したときの酒屋さんも、嘘じゃないかと本当に驚いていましたね(笑)。

ラグビーワールドカップの期間中は、長く滞在される外国人のファンの方々が連日訪れ、本当にフル回転で対応していました。こうした衝撃もあり、経営的にも大きなインパクトもあり、僕自身も改めてスポーツというものにもっと深く関わりたいと思うようになりました。

ーーその後はコロナ禍にもなり、飲食店にとってはなかなか苦しい状況にもなります。

斉藤)僕たちにとってコロナ禍は悪いばかりではなく、自分たちと向き合う時間にできたと感じています。

もともと料理には自信があったのですが、それまでの私たちの店のイメージは“2軒目”の印象が強くありました。スポーツを観ながらおつまみだけを注文されるお客さまが多かった中、コロナ禍中に改めて自分たちと向き合い、「料理をもっと美味しくして、1軒目から来てもらう」方向に舵を切りました。そこからは、「スポーツバーなのに料理がおいしいね」というある意味最大の誉め言葉をいただいています。

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バスケットボールチームとの相乗効果も

ーー料理に注力するという意味では、バスケットボールの名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、ファイティングイーグルス名古屋という2チームをスポンサードしながら、キッチンカーの出店も行っています。

斉藤)店長がバスケ好きなのですが、「なかなか名古屋でバスケットボールをメインにしたバーがない」という話を聞き、バスケの試合を放送したところ多くのお客さまが集まりました。これまでお店に来たことがないような人も来てくれたことから、「チームと一緒に何かできないか?」と考えるようになり、2023-24シーズンから2チームのスポンサーをしています。

ーーどのような形でスタートしたのでしょうか?

斉藤)当時、うちの店でもキッチンカーを準備していたこともあり、まずはその出店から始めさせてもらいました。お店の宣伝もと思い、看板を出しながら出店したところ、「知ってる!」と言ってくれるお客さまがすごく多くてビックリしましたね。「ここのお店だったらおいしいね!」と言ってもらえたことは、料理に力を入れてきたこともあってとても嬉しかったです。

ーーすでに知っている方がキッチンカーに来てくれる効果もありつつ、試合会場でお店を知ってくれた人が来てくれるようなこともあったのでしょうか?

斉藤)昨シーズンの名古屋ダイヤモンドドルフィンズの終盤戦は、アウェイの試合が多く、最後の数試合はうちの店舗もほぼ満席状態になりました。本当に相乗効果が生まれたと思います。
バスケットボールのワールドカップの効果もあり、毎月一度大人数で集まってくれるような常連さんも増えてきていて、バスケットボール自体の熱量の高まりをこの店でも感じています。

ーーファイティングイーグルス名古屋さんとは、小学生向けのバスケットボールクリニックにも協賛しています。

斉藤)ファイティングイーグルス名古屋さんの試合前に行う、スクールコーチによるイベントに協賛します。
僕自身、スポーツの素晴らしさというのは子どもたちの人生にとって素晴らしい影響を与えると思っています。ラグビーのノーサイドのような精神にスポーツを通して触れて育つことで、もっと豊かな社会になるのではないかと。そうした文化を作っていくことに貢献できればという想いでこうした活動に協賛することにしました。僕たちもこの先長く続けていく中で、子どもたちが大きくなったときに「あの店に行ってみよう」と覚えていてくれたら、などという夢も見ています。

ーー斉藤さんがスポーツで感じた感動を子どもたちに還元していく。素晴らしい想いですね。

斉藤)僕たちのお店は、オープン当初からずっと禁煙です。だからこそ家族連れも週末にはよく来ていただけます。もしタバコをOKにしていたら、もっと売上は上がっていたかもしれませんが、「家族で食べに行こう」と言っていただけるお店にするために必要なことだったと今では自信を持っています。

2025年4月12日(土)開催!

ファイティングイーグルス名古屋
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気楽に来れる、かけがえのない“経験”を得られる店に

ーー今後、こちらの店舗『The Hungry Moose』はどのようなお店にしていきたいですか?

斉藤)本当に気楽に来ていただける店にしたいです。“バー&レストラン”として、バーだけでなくレストランとして美味しく料理を楽しんでいただきたいです。お金をいただく以上、おいしく仕上げて当たり前。そこにプラスアルファの要素として、雰囲気や音楽、スポーツなども“経験”として吸収していただけるようなお店になればと思っています。

いまはバスケットボールやラグビーの放送が多いですが、観たいものは是非気軽に教えてほしいです。僕たちも引き続き勉強しながら、お客さまとともに知識を共有できるような場にできたら嬉しいですね。

ーー2026年には愛知でアジア大会もあります。

斉藤)いろいろと準備は進めていますが、これまでやってきたことをそのままやっていけば、いいお客さまに出会うチャンスになるのかなと思っています。ムスリムの方も多くいらっしゃる中で、ハラールフレンドリーに適した食材で料理を提供できるような準備もしています。どんな街の雰囲気に、どんな店の雰囲気になるのか、楽しみですね。

ーーこれからの未来について教えてください。

斉藤)“バー”って、本来はお客さまのニーズを理解し、お客さま同士を繋げる役割もあると思っています。そこで生まれたものが僕たちの財産です。スポーツは、そうした中でみんなで1つのものに向き合うことができるとても素晴らしいコンテンツであり、料理やドリンクも同様です。お客さまにこの店で“よい経験”をしていただけるような場所を創り続けたいです。

ーーありがとうございました。

ケータリングにも力を入れる『The Hungry Moose』

The Hungry Moose

ケータリングにもさまざまな事業者がいる中で、僕たちは“魅せる”ことにこだわっています。「見て楽しんで、食べて楽しむ」ということにこだわり、“テーブル自体を創り上げる”ことを意識しています。
僕たちにケータリングを注文してくれた人たちにも、「いい業者を選んだね!」と評価してもらえるように、ひと目見て「すごい!」と言ってもらえるような空間づくりをしています。

ケータリングのご注文はこちら:https://www.star-catering.jp/

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