FC九州バイラオールとの交流｜SDGs～小さなことからコツコツと

2018年、2019年はジェイリースの社員を対象としたアンプティサッカー体験会を実施。

アンプティサッカー体験会｜ソーシャルクラブを目指して加藤誠さん（FC九州バイラオール）には、合同練習（練習場所の共有）を始める前から、アンプティサッカーの体験会を開催したいとの話をしていました。 体験会の趣旨は以下のとおりです。 ・スポーツを通じて社員間の交流を深めるとともに、社員の健康維持・増進を図る。 ・スポーツを通じた心のバリアフリーや共生社会の実現を図る。 クラッチの本数に限りがあるため、2018年度、2019年度ともに15人前後での開催となりました。2018年度は、初開催とのこともあり、全員がゼロからのスタート。最初は、クラッチを使うこと、片足しか使えないこと等に戸惑いながらも、だんだんそれなりに慣れてきて、それぞれが楽しそうにボールを蹴りはじめます。...

2020年はコロナの関係で中止。
2021年度もどうしようか悩んでいたところ、昨年の選手の発言が頭をよぎりました。

「アンプティサッカーなどいろんな活動をしているのを見て、クラブに入ったけど、コロナの関係で何もできなかった」

それを聞いたとき、サッカー以外の活動も楽しみにクラブに入った選手がいる嬉しさと、何もできなかった心苦しさが…。今年は、せめて選手だけでも…と思い、9月に入ってからFC九州バイラオールの加藤さんに相談。

快く引き受けてくださいましたが、「コロナの関係でスタッフの参加は厳しいかも」と。「選手のみで構いません」と伝え、体験会を開催することに。

2019年10月以降にクラブに入った選手は今回が初体験。体験会を設定してみたものの、選手がどう思っているのか気になっていたこと、また、何のためにクラブとして体験会を行うのかを一人一人に考えて欲しかったこともあり、前日の練習後に少し話をしました。選手が体験会を楽しみにしている様子は伝わってきたので一安心。

前日、加藤さんからは、「いままでで一番レベルの高い体験会になりそうですね」との連絡が。これに関してはちょっと心配（笑）。

選手には、体験会の前に、「アンプティサッカー」「FC九州バイラオール」について予習をしておくよう連絡しました。何も知らなくて臨むのと、知識がある状態で臨むのでは全く違うものになること、選手一人一人が自ら調べる習慣をつけて欲しいことからです。

コロナの状況が落ちついた時期での開催となったため、FC九州バイラオールからは加藤選手、萱島選手、天川選手、平川選手が参加してくれました。

当日、前半は技術指導。今回はボレーシュートまで教えていただきました。

【#アンプティサッカー体験会 ③】
今回はボレーシュートにもチャレンジ✨

井福から動画を撮って欲しいとの要望があり撮影。
結果はいかに🤔#アンプティサッカー#FC九州バイラオール#井福晃紀 pic.twitter.com/bXYK6xnftD

— ジェイリース FC (@jleasefc) October 30, 2021

後半はゲーム。クラッチをうまく使えず、悪戦苦闘する選手の姿に思わず笑いが。

純粋にアンプティサッカーを楽しんでいる姿、バイラオールの選手のプレーを見て称賛する姿、うまくできない分、いつも以上に声を出している姿、普段とは違う選手の一面を見ることができた体験会となりました。

【#アンプティサッカー体験会 ④】#FC九州バイラオール 🆚ジェイリースFC

永芳監督🗣井福
試合で決めて‼️

井福🗣福元
球際弱いな😂

完全ver.はFacebookページで💁🏻‍♀️#アンプティサッカー pic.twitter.com/2iCQJ06D0O

— ジェイリース FC (@jleasefc) October 30, 2021

【#アンプティサッカー体験会 ⑤】#FC九州バイラオール 🆚ジェイリースFC

アンプティサッカーを満喫する井福。

まさかの福元、要らない発言😂#アンプティサッカー pic.twitter.com/uqbY6TfmG8

— ジェイリース FC (@jleasefc) October 30, 2021

加藤さんや萱島さんの「自分たちもサッカーをしていたけど、足を切断してアンプティサッカーを始めた…」との話は、いろいろ感じるものがあったかと。

裾野が広くなければ高い山は築けず。選手だけでは、なかなか交流の機会や体験の機会が作れないこともあるので、できるだけそのような機会を創出し、選手自身の裾野を広げる手助けができたらと思います。

最後に、はじめて参加したメンバーの感想を紹介します。

福元考佑

正直、軸足が手になるだけで普段やっているサッカーとそこまで変わらないかなと思って参加しましたが、実際は全然違いました。片足で立っていても、不意に逆足が出てしまうし、一瞬で疲れが溜まり、連続してプレーすることができませんでした。アンプティサッカーは思っている以上に過酷なスポーツだなと今回の体験を通して気づきました。また、みんな夢中でプレーしていて、改めてサッカーが好きだなとも感じました。多くの気づきがあった今回の経験を無駄にしないよう、今後もいろんな視点を持って生活することはもちろん、当たり前などはない、常に感謝の気持ちを持って生活していきたいなと思いました。

井福晃紀

今回、アンプティサッカーを初めて経験しました。とても楽しかったけど、こんなにもきついものなんだなと感じました。このような貴重な経験をさせていただいたFC九州バイラオールの皆さん、そして、クラブに感謝しています。コロナが落ち着いたら、このような活動を地域の皆さんと一緒に楽しむことができたらいいなと思いました。そして、今ある環境が当たり前ではないことを再確認するいい機会にもなりました。今日の経験をこれからのサッカー、地域貢献活動に活かしていきます。

ジェイリースFC 竹本雅美