私たちの想い

SDGsとの出会い |ソーシャルクラブを目指して

編集部からのメッセージ

今回から連載の始まる「ソーシャルクラブを目指して」は、ジェイリース(株)で「スポーツ × まちづくり」活動に取り組んでおられる竹本さんの目指す社会観や、想い、そして活動における苦労とやりがいを、ご本人に綴っていただくものです。

ジェイリース(株)は東証一部上場企業で、全国25拠点でビジネスを展開されています。
また長年にわたり、大分トリニータのスポンサー企業でもあり、さまざまな形で地域発展に貢献されています。(https://www.j-lease.jp/

今回の連載により、同社の活動内容はもちろんですが、そこに関わる人たちの想いや夢のようなものが、より多くの方々に認知され広がっていくことを願っています。

全9回の連載を予定していますので、乞うご期待ください。

ジェイリースFCの立ち上げとSDGsの「自分ごと化」

2018年度が見え始めた頃、私は、スポーツを通じたまちづくりに取り組む一つのツールとして、ジェイリースフットボールクラブ(以下、ジェイリースFC)の創設準備をしていました。「SDGs」を初めて耳にしたのは、ちょうどその頃だった気がします。

当時の私は、SDGsに関する知識が全くなかったので、ネットで検索し、関連資料に目を通しましたが、その当時は、知識を習得して終わったレベルでした。世の中によくある、知っておいた方がよいものの一つとして「SDGs」を捉えていた気がします。

2018年4月2日、キックオフミーティングを開催。ジェイリースFCの活動がスタートしました。その頃、社内でもSDGsの話が出るようになり、SDGsの資料を読み漁ったり、他の企業・団体の具体的な活動内容を調べたりするうちに、ジェイリースFCにSDGsを取り入れられるのでは、ジェイリースFCの活動を通じてSDGsの推進ができるのでは…という気持ちがふつふつと湧いてきました。ここで、ようやくSDGsが自分ごと化できたのだと思います。

話は戻りますが、ジェイリースFCを立ち上げる際、私には、他のチームとは違う「特異性(独自の世界観)」をジェイリースFCに見いだしたいという想いがありました。大分県には、ご存知のとおり、Jリーグ、JFL、地域リーグに所属しているチームがすでにあります。

このような状況の中、新たなクラブを立ち上げるには、何か違った存在意義が必要だと思ったからです。この想いが強かったこともあり、スポーツを通じたまちづくりを行うために創設したジェイリースFC×SDGs、「これは面白いかも!」と思ってしまった訳です。

そもそも、私は、以前から、スポーツを通じた地域の課題解決に取り組みたいと思っていたこともあり、ジェイリースFCのクラブビジョンには、このような一文を入れました。

“地域に密着したスポーツを「する」「みる」「ささえる」活動を通して、地域の課題解決に取り組み、前向きで活力に満ちた、絆の強い社会を創る”

ちなみに、ジェイリースFCのクラブ理念は、「スポーツを通じて ジェイリースフットボールクラブを取り巻く すべての人を このまちを もっと元気に もっとハッピーに」です。

ジェイリースFCとSDGs、親和性があると思いませんか。

ジェイリースFC×SDGsは、ここからスタートしました。活動を始めて、約2年が経過します。活動だけを見ると、そんなこと、他のクラブもやっているよ…という活動事例の方が多いかもしれません。

活動自体に主眼を置くのではなく、ジェイリースFCを「ソーシャルクラブ」(※ソーシャルビジネスをもじって)にしたいという私の想いを中心にしばらく記事を書かせていただこうと思います。お付き合いのほど、よろしくお願いします。

ジェイリースFC 竹本雅美

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