勉強会編|SDGs~小さなことからコツコツと~
8月から、月一回、勤務時間終了後、社員メンバーを対象としたミーティングを行っています。
第5回で、SDGsや地域貢献活動についての話(クラブの創設理由や活動に取り組む意義等)を少し盛り込み、第6回は「SDGs・地域貢献活動」×「自分」をテーマに選手全員に話をしてもらいました。
その中では、いままで、あまり取り組めていなかったとの反省の弁。プラス、これからは積極的に取り組みたいといった、ありきたりの声もちらほら…汗
SDGsへの取組に温度差があること、入社して1年以上経過するメンバーはそろそろ主体的に取り組んで欲しいとの想いで、第7回から17のゴールを「知る」勉強会をスタートさせました。
興味がわかない分野に対してだけなのか全てにおいてそうなのかは分かりませんが、知らないことや分からないことを調べることなく放置する選手が多いこともあり、今回は「自分で調べる」ことに重きをおいた勉強会にしました。2人ペアを作り、指定されたゴールについて調べ(世界の現状、そのゴールに対して自分たちにできることなど)、発表をしてもらう、いたってシンプルなものです。
私やSDGsに詳しい選手が説明するのみの一方的な勉強会であれば、短時間でできますが、選手には全く負荷がかからないので、おそらく聞いて終了。
自分ごと化には至らないし、行動変容にはつながらないかなと。
SDGsや地域貢献活動は、強制するものではないし、強制はしたくないので、ビーチクリーン等の活動に参加する、しないの判断は選手にゆだねています。
とは言えども、社員メンバーは「自分は社員だし、参加しないと…」と半強制になっている部分も否めません。
活動に取り組むからには、仕方なく参加するのではなく、取り組む意味を選手が自分の中にしっかりと落とし込んでから参加して欲しいと思っています。それは、落とし込んだ状態で参加すると、同じ景色を見たとしても見える景色は違ったものになると思うし、参加して感じること、得るものは全く違うと思うからです。そして、自分の中で「好循環」を生み出せるようになれば、自走できるかと。
ここまでの域に達するには、周りの力も必要ですが、最後はやはり本人しだい。
毎日、新聞を読んでいる選手がいるかどうかは分かりませんが、SNSで友達や興味のある人、サッカー関係者をフォローし、日々、自分の興味・関心があることのみを見て過ごす。選手のみならず、いまはそんな人が多いかと思います。まさに、以下の記事の中にある、頭の中の「タコツボ化」。
■紙の新聞を読む人だけが手にするもの
https://note.com/take/n/n0daebd733d29
SDGsの勉強を通じて、普段は読むことのない記事を読んだり、動画を見たりして、世界で、日本で何が起こっているのかを知るだけでも、かなり価値のあることだと思います。
これをきっかけに、自分が担当したゴール以外について調べたり、新聞を読んだり、自分の世界を広げていってくれると嬉しいのですが 笑
2月はSDG1からSDG5。3月はSDG6からSDG11。4月はSDG12からSDG17。
監督からは毎回、発表の仕方等についてダメ出しが 笑
調べる力、まとめる力、発表する力、伝える力なども問われる勉強会、4月も楽しみです!
#歩く国際協力
いま、下記イベントが行われています。
ジェイリースFCは「C」の写真で参加しています。皆さんも参加しませんか。
■Walk in Her Shoes 2021キャンペーン
https://www.careintjp.org/walk_in_her_shoes/index.html
ジェイリース株式会社 竹本雅美
編集担当からのメッセージ
SDGs体験を「知る・学ぶ」ことから入ろうとすると、どうしても長続きしないし「やらされ感」が募っていくことになります。
実体験と学びを融合させていくには相当のエネルギーを要することと思います。
個人的には、一般の企業人とアスリートを分けて考えるのは好きではありません。アスリートも地球人の一人ですから、決して特別ではないと思っています。
SDGs・社会課題解決への対応は、その個人の人間としての器・幅を育んでいく効果もあると思います。
ローマは一日にして成らず。
ジェイリースFCというクラブが3年後、5年後もっと先にどんな風に変化していくのか本当に楽しみに思います。