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【見どころ紹介!】Session.6「障がいをもつ子を抱える親の不安『親なき後問題』」

Session.6

2022年6月7日(火)〜 6月9日(木)にかけて行われる、スポーツ×社会貢献のオンラインイベント「Sports for Social Summit 2022 summer」。その見どころをセッション毎に紹介していきます。

Session.6は『障がいを持つ子を抱える親の不安「親なき後問題」』。
登壇者の守田達弥さん(現役Jリーガー・サガン鳥栖所属)、首藤徹也さん(一般社団法人あしたパートナーズ)との事前打ち合わせの様子をご紹介します!

「親なきあと問題」とは、障がい者の保護者が亡くなったあと、障がい者本人の「住む場所」「日中の居場所」「お金のこと」「残されたご家族のこと」をどうするかという問題のことです。
一般社団法人あしたパートナーズでは、こうした親なきあと問題に不安を抱える方々の相談窓口を設け家族に寄り添うサポートをしています。

「親なきあと問題」とは?あしたパートナーズが寄りそう、障がい者の家族の不安皆さんは「親なきあと問題」をご存知でしょうか。「親なきあと問題」とは、障がい者の親御さんが亡くなったあと、障がい者本人の「住む場所」「日中の居場所」「お金のこと」「残されたご家族のこと」をどうするかという問題のことを言います。 「あしたパートナーズ」は、2020年からオンラインサービスの充実や、アスリートを巻き込んだ企画を通して、課題解決に尽力しています。今回は、「あしたパートナーズ」の理事を務める、首藤徹也さんにお話を伺いました。...

当事者家族が抱える不安とは?

ーー今回、このテーマを設定したのは、ある障がい児のお母さんのお話を聞いたことがきっかけでした。「引っ越しを考えているけど、いままでお話してきた障がい児ママコミュニティがなくなるのが不安だ。」というお話を聞き、私自身、「障がい者の家族は、そういうところに不安を感じるんだ」という驚きがありました。このセッションでは、障がい者の家族が抱える不安を知るきっかけにしたいと思っています。

首藤・守田)よろしくお願いします。

ーー守田さんは、小学校5年生になるお子さんに障がいがあることをインスタグラムなどでも公表されています。いま現在、普段の生活の中で困ることなどはありますか?

守田)そうですね。私は4人の子がいて、長男が障がいを持っています。とてもこだわりが強い子なので、先日スタジアムに観戦に来てくれたときも「カレーが食べたい!」と言って聞かなかったり、そうしたことがときどきありますね。また、少しずつ学年が上がっていくにつれて、兄弟の中で自分が一番上だけれども、長女や次男の方がやれることも多くなってきました。そうした点は対応が難しいなと思うこともありますし、本人も悩んでいる様子はありますね。

ーーあしたパートナーズさんでは、そうした小さい子どもたちを持つ保護者からの相談はあったりするのですか?

首藤)親なきあと問題の特徴から、お子さんも大きくなってからご相談に来られる方が多いですね。実際にご両親が亡くなったときに、どこに住むのか、どう生活していくのか、どうお金を管理していくのか、といったお話になるので、お子さんが就労継続支援事業所に入られたり、一般就労できてちょと落ち着いたなというタイミングが多い印象です。

ーーそうですよね。お子さんがまだ小さいときには、将来どうなるかはまだわからなかったり、直近のことの方が気になったりすることの方が多く、親なきあとというところまで考えがいかないことも多そうですね。

親なきあと問題を考えていく

ーー守田さんは、お子さんの将来のこと、それこそ「親なきあと」のことを考えたりもしますか?

守田)「親なきあと問題」ということは、以前あしたパートナーズさんのYouTubeに出演させていただいた際に深く知ることができました。ですが、元から長男の将来のことについては妻とも話しながら考えていたので、首藤さんにはわからないことを深くお伺いした、というような形でしたね。

ーーInstagramなどでも守田さんは積極的に発信されています。障がいのあるお子さんのことについて、発信することへの迷いや躊躇はなかったのですか?

守田)自分と置かれている立場が違う人も多くいて、人それぞれ子育てにおける悩みも違うと思います。でも、自分たちの悩んでいることは自分たちだけではなく、いろいろな方に繋がっているとも感じています。

最初は気にしていることもありましたが、障がいのある息子と関わる期間が長くなっていくにつれて、自分たちにも心の余裕が出てきて、こうした発信によって気持ちが楽になる人がいるのであれば、自分がJリーガーとしてやっている意味も含めて、発信したほうがいいよね、と妻とも話して決めました。

ーーそうだったんですね。

子どもの将来を考える

ーー守田さんは、奥様とも息子さん(長男)の将来についてお話されているということですが、どのようなことを考えられているのですか?

守田)私自身、体が動くうちは選手として、そして指導者としてゴールキーパーの魅力を広める活動をしたいと思っていますが、体が言うことを聞かなくなったときにはデイサービスなどの事業をしたいと考えています。ゆくゆくはそこで長男に働いてもらいながら、私たち夫婦もその老人ホームに入る、というようなことを思い描いています。

首藤)そうした形は、親なきあとに子どもに残してあげる1つの方法ですね。私たちのもとにご相談に来ている方で、千葉県でグループホームの運営をされている方もいらっしゃいます。それはまさに、親なきあとでも子どもに働く場所を提供し、収入が入るようにという意味も含まれています。
もちろんそれぞれのお子さんによってできる仕事は異なったり、経営は難しかったりもします。そうした事業継承などの問題に対しても、私たちは専門的な立ち位置でサポートしています。

ーー事業として子どもに残していこう、と考える方も多くいらっしゃるでしょうね。そうしたときに支えになってくれる存在がいるのは心強いですね。

首藤)あしたパートナーズにも、多くの障がい児のいる当事者家族がご相談に来ます。守田さんの発信で安心をすることもそうですが、相談ができる人がいるということも大きいと思います。多くの人に、「あしたパートナーズ」という相談できる人たちがいることをまずは知ってほしいですし、「親なきあと問題」についても認識してほしいです。

ーーお話ありがとうございます。当日もよろしくお願いいたします。

チケットはこちらから

https://sports-for-social-summit2022summer.peatix.com

特設ページはこちら

https://www.sports-for-social.com/summit/

◆Session.6 概要
6月8日(水) 18:00~18:50
タイトル「障がいを持つ子を抱える親の不安『親なき後問題』」

登壇者
首藤徹也(一般社団法人あしたパートナーズ理事)
守田達弥(現役Jリーガー/サガン鳥栖所属)

モデレーター
柳井隆志(株式会社HAMONZ COO)

 

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