スポーツクラブにおいて大切な“ホームタウン”を軸に、若手の人材育成の場として誕生した『U-30ホームタウンサロン』。
モンテディオ山形 相田健太郎社長をはじめ、スポーツクラブ経営者、現役選手、など豪華な登壇者の講義、自身の興味のあるチームに分かれ、スポーツクラブへの事業提案を練りに練ってプレゼンしたグループワーク。 自身の業務もありながら5か月間を駆け抜けたメンバーに、その感想を伺いました。
今回はメンバーインタビューの第二弾です。「スポーツ×まちづくりを学びたい」という意欲からU-30ホームタウンサロンに参加した星 佳佑さん(以下、星)。2024年4月からはこれまでの建設会社での経験を活かし、スポーツチームでの地域連携の担当に転職することが決まりました。埼玉スタジアム2002で感じたスポーツの力。そこで定めた「スポーツチームで働く」という目標。星さんの「スポーツを活用したまちづくり」への想いと、今後の展望を伺います。
「スポーツ×まちづくり」を学ぶ機会を求めて
ーー星さん、まずは自己紹介をお願いします。
星)現在は建築会社に勤めており、屋外の空間を夏でも冬でも居心地良く過ごせる空間づくりを目指し、業務に取り組んでいます。
もともと、スポーツがきっかけでまちづくり・建築の分野に飛び込んだので、『U-30ホームタウンサロン』に参加することで、普段の仕事ではできない経験を積むことができました。
ーーU-30ホームタウンサロンはどのように知ったのですか?
星)山﨑蓮さんのnoteを読んで、応募しました。「スポーツ×まちづくり」に興味があり、やりたいという思いが強くあったので、すぐに説明会の参加に申し込みました。
「ホームタウンサロン」という言葉にとても興味が湧いている中で、ホームタウン活動そのものや、クラブが行なっている取り組みがまったく想像できていなかったので、それを学べる機会であるという説明会で聞いて、参加を決めました。
ーー「スポーツ×まちづくり」に興味を持ったのは、どのようなきっかけですか?
星)高校生のときにスタジアムの建築が好きになって、大学では建築に関する学部に入りました。建築デザインを学びながらスタジアムを見ると、人と人との繋がりを垣間見ることができて、感動しました。その繋がりを外に広げたいという想いでまちづくりを勉強してきました。
ーーどのようなきっかけでスタジアムの建築を好きになったのですか?
星)「FIFA」というサッカーゲームが好きだったのですが、「FIFA」はプレーできるスタジアムの数が多いんです。ホームとアウェイを意識しながらゲームをしていたら、スタジアムが好きになりました。
また、私は埼玉出身で、浦和レッズのACL決勝の試合の観戦もしたこともあります。そのときの声援も凄くて、お互い知り合いではないはずなのに、一体感を持って同じ目標に向かって全力になれることが不思議に感じました。このようなスポーツ、あるいはスタジアムの持つパワーが今の街に足りないものなのではないかと思っています。
ーースポーツを応援する時の一体感や熱量を「まちづくり」に活かせないか?というのは良い問いですね!
印象に残ったジュビロ磐田・山田大記選手の講義
ーー続いて、U-30ホームタウンサロンの取り組みについて伺いたいと思います。印象に残っている講義の内容はありますか?
星)ジュビロ磐田の山田大記選手がスコットランドのセルティックの話をしてくださった講義が印象に残っています。街の人たちの生活をセルティックが支援していたという話に絡めて、ホームタウンのあるべき姿をお話しされていて、「本当にその通りだ」と思いました。
自分も現在の仕事でまちづくりに携わる中で、地域にとってスポーツクラブが必要不可欠な存在であると感じています。U-30ホームタウンサロンに参加し、スポーツを通じたまちづくりについて学びを深める選択は間違っていなかったと改めて思いました。
ーーU-30ホームタウンサロンの最終課題では、グループに分かれて実際にスポーツチームや自治体に向けた事業提案を行います。グループワークの中で印象に残っているプロジェクトはありますか?
星)私たちのグループのメンバーのほとんどが、将来的にスポーツクラブで働きたいと思っているメンバーでした。そういったメンバーと意見を出し合い、スポーツチームにどのような提案ができるのかを一緒に考えられたのはとても楽しかったです。毎週のミーティングが楽しみでした。
自分の専門分野以外からも意見や異なる視点をもらいながら、提案を作ることができたので、とても充実していました。
ーー最初のミーティングから現在にかけて、グループに変化はありましたか?
星)最初はぎこちなく、お互い探り探りで模索しながらコミュニケーションをとっていたのですが、時間が経つにつれて、お互いの立場や人となりがわかってきて、少しいじったりするくらいになりました。早く実際に対面で会いたいなと思います(笑)。
ーー同じ20代のメンバーが集まっていたのも良かったですか?
星)僕のグループに関して言うと、大学生が多かったです。社会人になるとなかなか大学生と関わる機会がないので、若い人の意見を聞けたのが新鮮でした。
ーー異なるバックグラウンドの人や年齢が離れた人たちと交流できるいい機会になったようで良かったです!現在の業務でU-30ホームタウンサロンの学びが活きているなと思うことはありますか?
星)4月からSHIBUYA CITY FCに転職することになりました。採用の面接では、U-30ホームタウンサロンで学んだことや自分の考えに共感していただきました。建築会社での経験も掛け合わせて、4月から働いていきたいと思っています。
4月からスポーツチームに転職。新たな挑戦へ
ーーこのU-30ホームタウンサロンで活動していた期間は、かなり変化が大きい5ヶ月間だったのですね。
星)以前からスポーツチームで働きたいという想いがとても強く、1年間いろいろ動いていた中で、U-30ホームタウンサロンの活動も活かし、次に行く機会をもらえました。このサロンに参加して本当に良かったと思っています。
ーー最後に、今後の抱負を教えてください。
星)これからSHIBUYA CITY FCで渋谷の地域連携に取り組んでいきます。「ホームタウンといえばシブヤシティ」「渋谷の地域活動といえば星」と言われるように、チャレンジを続け、渋谷に欠かせないクラブにしていきたいです。
ーーありがとうございました!これからの星さんの活躍を楽しみにしています!
「U-30ホームタウンサロン」は、スポーツチームが本当に求めている即戦力となるスキルや考え方を、約半年間のプログラムに凝縮させたオンラインサロンです。これからのスポーツビジネスにおいて重要となるホームタウン(社会連携)活動を軸に、ホームタウン×マーケティング、ホームタウン×営業、ホームタウン×事業といったテーマでインプット、アウトプットを行うプログラムになっています。
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