3分解説

【3分解説】「ブラインドサッカー(5人制サッカー)」とは?わかりやすく解説!

ブラインドサッカー

『ブラインドサッカー』とは、「ブラサカ」「見えないサッカー」とも言われる球技のひとつでパラリンピック競技です。アイマスクを着用しボールの音と声によるコミュニケーションで行われる5人制サッカーであり、この記事では、『ブラインドサッカー』についてわかりやすく解説します。

ブラインドサッカーとは

『ブラインドサッカー』とは、アイマスクを着用しボールの音と声によるコミュニケーションで行われる5人制サッカーです。ピッチは、フットサルと同じ40m×20mのサイズで、両サイドラインの上に高さ1mのフェンスがあります。4名のフィールドプレーヤーと1名のゴールキーパー、監督、ガイド(コーラー)の計7名で行い、音の出るボールを使います。

ガイドがゴールの後ろにいてボールの位置を声で知らせたり、ボールを持った相手に向かう時は「ボイ!」と声を出すなど、ブラインド下でのルールの工夫がされています。

ブラインドサッカーのルール

構成人数とピッチサイズ

ブラインドサッカー(B1クラス)は、アイマスクを着用したフィールドプレーヤー4人と、晴眼者(視覚に障害がない人)もしくは弱視者が務めるゴールキーパー、相手側のゴール裏にいるガイド、自陣側サイドフェンス側に監督で構成されます。試合時間は前半後半各20分間で、ピッチサイズは40m×20mです。

視力に関するルール

ブラインドサッカーならではのルールとして「アイマスク」が挙げられます。「アイマスク」および視力に関する規定は、国際大会と国内大会でルールが異なります。

国際大会では、大会が始まる前に専門医による視力検査が行われます。その検査においてB1クラスと判断された人しか出場することができません。検査による判断を受けた上で、基本的な用具に加えてアイパッチとアイマスクの着用が必要です。

国内大会では、競技普及のために国内独自のルールとして、視力検査による判定はなく、出場者全員のアイパッチとアイマスクの着用を要しています。そのため、国内大会では晴眼者も弱視者もブラインドサッカーを楽しむことができます。

音の出るボール

ブラインドサッカーでは、音の出るボールを使用します。ボールサイズは、フットサルボールと同じですが、ボール内部に金属のプレートが取り付けられていて、転がると音が鳴るようになっています。選手たちは、この音を頼りにボールの場所を把握しコントロールします。

「ボイ!」

フィールドプレーヤーは、ボールを持った相手に向かって行く時に「ボイ!」という声を出さなければいけません。これは、選手の存在を知らせ、衝突を避けるためです。もし声を出さなかった場合、ファウルとなります。「ボイ」とはスペイン語で「行く」という意味です。

ロービジョンフットサル

『ロービジョンフットサル』とは、ロービジョン(弱視者)それぞれの特性を活かし互いを補いながら試合が進むサッカーです。ブラインドサッカーとは異なり、アイマスクは着用しません。弱視者はそれぞれの視力の範囲内でプレーを行います。ボールはブラインドサッカーとは異なり音は鳴りませんが、弱視者が視認しやすい色を用いたボールを使用します。

フィールドプレーヤー4人のうち、少なくとも2人はB2クラスの選手の出場が義務付けられています。B2クラスとは、矯正後の診断で視力0.03までないし視野5度までを指します。それ以外は、B3クラス(矯正後の診断で視力0.1までないし視野20度まで)の選手で構成されます。

またB3クラスの選手には赤い腕章の着用が義務付けられています。

これからの『ブラインドサッカー』

『ブライドサッカー』は、パラリンピックの競技にもなっており、東京2020大会では日本は5位の成績をおさめています。また、2022年にはブラインドサッカー初となるトップリーグ「LIGA.i ブラインドサッカートップリーグ2022」が始まっています。日本国内では、それぞれの視力に関わらず競技に参加することができる『ブラインドサッカー』。観戦したり競技に参加したりしながら楽しんでみてはいかがでしょうか。

jiff
「なぜ障がいがあるだけでサッカー環境が違うのか?」~誰でも、いつでも、どこでもを目指して~『サッカーから共生社会の実現を』をメッセージに掲げる日本障がい者サッカー連盟(JIFF)は、7つの競技(アンプティサッカー(切断障がい)、CPサッカー(脳性麻痺)、ソーシャルフットボール(精神障がい)、知的障がい者サッカー/フットサル(知的障がい)、電動車椅子サッカー(重度障がい等)、ブラインドサッカー/ロービジョンフットサル(視覚障がい)、ろう者サッカー/フットサル(聴覚障がい))をまとめる団体として2016年に設立されました。元日本代表の北澤豪さんを会長として精力的に活動し、東京パラリンピックではブラインドサッカー(5人制サッカー)の活躍が話題になりました。...