先日、久しぶりにべっぷの海辺にぎわい創生協議会主催のビーチクリーンに参加しました。
前回参加したのが10月。その後、11月は試合とブッキング、12月と1月はコロナで中止、2月はトレーニングマッチとブッキング。3月は雨のため中止。
昨夏の田ノ浦、10月の餅ヶ浜でのビーチクリーンは残念ながら参加したのは社員メンバーのみ。しかし、それ以降は社員外メンバーからも手が挙がるようになり、嬉しく思っていたところ活動自体が中止に…。
今シーズンは試合後(アウェイ時は散歩時等)にごみ拾いをすると決め、実行しています。
4月3日、4日に行われた沖縄集中開催時では、夕方の散歩時に軍手等の準備をしてごみ拾いを実施。翌朝の散歩時、ごみ拾いをすると言われなくても当たり前にごみ拾いをしている選手の姿が!選手の成長を垣間見ることができました^^
さて、今回のビーチクリーンは立命館アジア太平洋大学3回生の岡崎くんが、大学のある別府の海をきれいにしたいとのことで参加してくれました。
地域での活動は、毎回、参加者を募り参加していますが、社員メンバーの中には「行かなきゃいけない」といった気持ちがどこかにあるかもしれません。そのような圧力?のない社員外メンバーが参加することは、チームの成長を感じることができ、別の嬉しさがあります。この日は大会運営の研修とブッキングしていたこともあり、参加メンバーが少なかったので余計、有難かったです。
今回は、10月に比べると生活ごみは少なかった気がしますが、それでもまだまだたくさんのごみが。そして、カキ養殖用パイプ類がたくさん。SDGs勉強会「14.海の豊かさを守ろう」のところで、この話題がでたこともあり、10月に参加した選手も前回とは違った視点を持ってごみ拾いができたようです。
ちなみに、今回もいろんなごみがありました。
私が拾ったものでインパクトがあったのは、ざぼん 笑
ビーチにあるたくさんのごみの一部を拾うことで、何かが大きく変わるわけでもなし、そんなことをしても無駄だと思う人もいるかもしれません。
ハチドリアカデミーに参加した際、こんな話を聞きました。
“問題の一部ではなく、解決の一部になる”
何もしなければ、現状の問題悪化に加担することになる。
人は、何を言うか、思うかではなく、何をするかでその価値が決まる。
残念ながら、いまの社会では、何もしなかったら現状の問題悪化に加担する、そんなことがたくさんあります。
いろんな社会の問題点に気づき、ほんのわずかであっても解決の一部になる、そんな活動に取り組み続けるクラブでありたいと思います。
【選手のコメント】
○高橋大寿
ビーチクリーンへの参加は今回が2回目でした。初めて参加したときはチームが参加する、その流れで参加しました。しかし、チームでSDGsについて深く学習をした後に参加すると、いままで見えていなかったことが見えた気がしています。例えば、牡蠣養殖用のパイプ類は、前回と同様、今回もたくさん落ちていました。前回は拾いながら、「これは何だろう」と思うだけでしたが、今回は「勉強会で言っていた養殖用パイプだな」とすぐに気づきました。このような気づきやSDGsを通して知識を身に付けていくことで、人として大きく成長できるのではないかと改めて思うことができました。
○岡崎淳之介
「美しい砂浜を取り戻すためにまずは自分から行動する」という想いから初めてこの活動に参加しました。しかし、さまざまな種類のゴミが大量に捨てられているのが現状で、大きな衝撃を受けました。これらのゴミは海から流れ着いたものや街から流れてきたものが多く、私たち人間が深く関わっています。美しい砂浜を守るためにゴミを捨てない、見つけたら進んで拾おうとする心を一人ひとりが持ち、行動していくことが少しずつ未来を変えていきます。皆さんも環境について考えながら生活しましょう!
ジェイリース株式会社 竹本雅美
編集担当からのメッセージ
自分一人がゴミを拾ったところで問題解決になるわけじゃない。
レジ袋もらうの止めたって、それってゴミ問題のほんの一部でしかない。
ペットボトルからマイボトルに変えようっていうけど、衛生的に考えてもペットボトルの方が便利だし。
何か新しいアクションを起こそうとすると、必ずこんな反論や批評が聞こえてきます。
「実行しない理由」を列挙することは簡単なのです。記事中に、「何もしなければ、現状の問題悪化に加担することになる」の一文があります。
このメッセージの重みをしっかり受け止めて、自身の信念に沿って行動していきたいと
強く感じました。