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【シャレン!/アスルクラロ沼津】Jクラブと共に災害への意識を高め、「いざ」という時に動ける人を増やす「全力防災隊」

Sports for Socialでは、2021年「シャレン!(Jリーグ社会連携)」に取り組むJクラブの「想い」を取り上げます。今回は、アスルクラロ沼津のシャレン活動「全力防災隊」について、クラブスタッフの山崎様にお話を伺いました。

たのしく水害、災害への「備え」を学ぶ

ー 今回の 「全力防災隊」を実施するに至ったきっかけを教えてください。

山崎)2019年10月に、台風が静岡に直撃し、函南町(かんなみちょう)の川が反乱し、水害が起こりました。その時に、クラブのスタッフの何人かでボランティアに参加することになりました。それが私の初めての参加でした。

まず、ボランティア登録、そこから浸水してしまった高齢者の家に行って、濡れた物を出したていたのですが、初めてことだったので、何をしたらいいか分からず、知識もなかったので、自分の中でやりきれなかった気持ちが残り、色んなことを知識として学ばないといけないと感じました。

沼津市には狩野川が流れていて、台風が来る度に、水位が上がり危険な状況になる。海にも近く、津波の可能性もある。いざ水害や災害が起こった時に地域で活躍できる人材を、一人でも多く育成していかなくてはいけない、という想いから、沼津で「全力防災隊」を立ち上げました。

シャレン_地域貢献活動_アスルクラロ沼津

「全力防災隊」は資格を取ることが目的ではなくて、「楽しく水害、災害への備えを学べるようにしていく」ということを掲げています。

ー“備えるを、楽しもう”をコンセプトに掲げている「ソナエル東海」と同じく、前向きに防災への意識を高めることを目的に掲げていて、とても良い活動ですね。

シャレン_地域貢献活動_アスルクラロ沼津

「ガソリンは半分になったら必ず満タンにします」

ー 「全力防災隊」の活動の中で、印象に残っているエピソードはありますか?

山崎)キャプテンの菅井拓也選手が宮城県仙台市出身で、東日本大震災を経験しております。第一回の「全力防災隊」の活動で、菅井選手に話をしてもらいました。

最初の挨拶の時の「ガソリンは半分になったら必ず満タンにします」という菅井選手の言葉が、私の中では心に残ってます。いざ災害が起きた時に、避難場所がなくなり、車に過ごすとか、車内で暖をとるとか、色んなことを考えると、「ガソリンを常に満タンにする心掛け」のは小さなことかもしれないですけど、意識しないといけない大事なことですよね。

ー 被災者だからこそ、響く言葉であり、体験談を伝えてもらうことで、防災の意識を高めることができますね。

Jクラブが防災に備える活動を行う意義

ー Jクラブが、こういった社会貢献活動を行う「良さ」は、どのような点で感じますか?

山崎)今の防災隊のメンバーには、ホームゲームを手伝っていただいてるボランティアさんも多く参加しています。「人のためになりたい」「クラブの活動を応援したい」という同じ想いを持った方たちが参画してくださっています。

そういう輪が、どんどん広がっていったらいいなと思います。

シャレン_地域貢献活動_アスルクラロ沼津

ー クラブの発信力によって、多くの人に知っていただくだけでなく、実際にサポーターの皆さんがクラブと一緒にアクションを起こせるというのは、とても意義がありますね!

最後にクラブとして、今後取り組んでいきたいことを教えてください。

山崎)水害・災害に備えて、いざ災害が起きた時に動ける人材を、一人でも多く育成していくきたいと思っています。日頃から水害や、南海トラフ地震への備えを考えることは、防災の日とか、特別な日じゃないと意識するのはなかなか難しいですよね。

「全力防災隊」を始めとした活動を通じて、一人でも多く災害への備えの意識を持つ人たちを増やしていくのが、クラブの使命の一つだと考えています。これからも、サポーターさんや企業様、地域の皆様と一緒になって、防災の意識を高めていたいです。

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