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「毎日を自分らしく生きるためのデリケートゾーンケア」Mellia × Sports for Social〈前編〉【連載 #女性のコトを考える vol.4】

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【連載 #女性のコトを考える vol.4】

この連載では「#女性のコトを考える」をテーマに、女性だけではなく、男性が“女性”のことを、知る・理解することを目的として、フェムテック領域や女性向けサービスを展開する企業様との対談を実施します。

対談では、Sports for Socialを運営する株式会社HAMONZ代表の山﨑蓮があえて“男性”目線で“女性のコト”について、質問や疑問をぶつけていきます。あなたが疑問に思っていたことの実情や、知りたかったことの答えが見えてくるはずです。

多様な視点から“女性”の身体や心に起こる問題を知り、理解を深める機会になれば幸いです。

Mellia株式会社

世の中を取り巻くさまざまな固定観念にとらわれることなく、一人一人が力を発揮することで、組織、社会、文化に明るい変化を生みだす未来を目指すMellia。プロダクトシリーズ『I’m La Floria(アイム ラフロリア)』は、“Step to be lovin’(自分を愛するための一歩)”をコンセプトに、自分の一部である性ともっとオープンに向き合い、身近に感じる、シンプルな毎日のセルフケアを提案するデリケートゾーンケアブランド。

オウンドメディア『my-muse(マイミューズ)』では、ライフスタイルやキャリア、価値観の多様化により選択肢が増え続ける世の中においても、“心・カラダともに自分らしく、そして健康であるために大切なセクシャルウェルネス情報”を発信している。

Mellia × Sports for Social「デリケートゾーンケアで自分らしく輝く」

今回は、Mellia株式会社共同代表の原由記さんと和田由紀さん、Sports for Socialを運営する株式会社HAMONZ代表取締役・山﨑蓮が「デリケートゾーンケア」をテーマに対談しました。

デリケートゾーンケアの必要性は、性別関係なく認知度が低いのが現状です。また、女性・男性間では特に話しづらいトピックでもあります。Mellia共同代表であるお二方は、心と身体の強い繋がりや、「自分らしく輝く」ためにデリケートゾーンケアの大切さを唱えています。

今回は、性別の垣根を越えてデリケートゾーンケアの理解を深めるため、オープンに語っていただきました。前・後編の2部構成でお届けします。

一人一人が力を発揮できる社会へ〜身体も意識も変えていく〜

ーーMellia様の事業内容について簡単にご説明いただけますか?

原) 私たちのコーポレートビジョンは、「Everyday Be Yourself (毎日を自分らしく)」です。1枚また1枚と花びらが重なって大きな一輪の花が出来るように、一人一人が力を発揮することで組織・社会・文化に明るい変化を生み出すこと。それがMelliaの目指す未来です。

そして、それは私たちが持つ課題意識でもあります。「女性らしさ」「男性らしさ」を始めとする世の中を取り巻く固定観念に対する意識を変えていきたいと思っています。固定観念によって、様々な局面で窮屈さを感じ、不安や焦りを覚える方は多くいらっしゃいます。

心と身体は繊細に繋がっているので、デリケートゾーンケアのプロダクト体験を提供することで、日々を健やかに過ごすライフスタイルの実現に貢献していきたいと思っています。

ーー共同代表を務めているお二方は、どのようなきっかけでMelliaを立ち上げられたのでしょうか?

原)私は、以前勤めていたウェルネス領域の化粧品会社で、女性の多い部署を束ねていました。その際、生理痛など女性特有の悩みを抱えているメンバーが非常に多かったんです。“女性特有の問題解決に繋がるプロダクト提供をしたい”という想いが起業を考えるきっかけになりました。

そうした想いや感じていることを問題解決に繋げられないかと考え、和田と共にMelliaを立ち上げました。

Mellia原由記氏原由記氏 写真提供:Mellia株式会社

和田)私はゴールドマン・サックス証券で11年間営業をしていました。

2人の娘がいるため、当時、事業会社の役員の方と話す際、金融の話よりも、女性・母として「どうやって働いているの?」ということをよく聞かれ、年齢や性別による固定観念にとらわれている方が非常に多いなと感じていました。

このような体験が、一人一人がもっと自由に、自分らしく輝ける毎日を送って欲しいという想いに繋がりました。メディアやプロダクトを通して、あらゆる固定観念からの解放のために、一歩を踏み出す、背中を押せるような活動を意識しています。

Mellia和田由紀氏和田由紀氏 写真提供:Mellia株式会社

原) 私たちMelliaは、「デリケートゾーンケアに関するプロダクト」「オウンドメディアである『my-muse』」「ワークライフバランス」という3つの軸を大切にしながら事業を展開しています。

デリケートゾーンの繊細さ

山﨑)初めに、「デリケートゾーンケアってそもそも何?」ということから伺っても宜しいでしょうか?

原) そうですよね。そもそもなぜしなくてはならないの?と思われますよね。(笑)

顔も身体も、髪も、口の中も洗う製品を当たり前のように使い分けしていますよね。でも、デリケートゾーン周りだけは特別な製品ではなく、身体を洗うのと同じ製品を使っています。

実は、「経皮吸収率」という、“肌が成分を吸収する割合”を部位別に見たとき、腕を1とすると、顔がその13倍、デリケートゾーンは42倍もあると言われています。

山﨑)顔よりデリケートということですか?

原) はい。デリケートゾーンは、顔の3倍以上も経皮吸収率が高いと言われていることからも、非常に繊細な部分であると分かります。刺激の強い成分で洗ってしまうと滲みてしまったり、炎症が起こってしまったりするので、専用の製品でケアしてあげる必要があります

アイム ラフロリア_デリケートボディウォッシュアイム ラフロリア
デリケートボディウォッシュ
写真提供:Mellia株式会社

デリケートゾーンケアが必要な理由は他にもあります。

専門的な話になりますが、女性のデリケートゾーン周りの構造を考えると、膣があり、その先には子宮があります。子宮は、拳のサイズぐらいなのですが、その横に卵巣が2つ付いています。この後ろ側に、子宮や卵巣を守る骨盤底筋肉が付いています。

まさに、女性の身体にとっても、そして人間が生まれてくる所としても非常に大切な場所です。その、一番大切な場所に最も近い部分がデリケートゾーンなんですね。

山﨑)なるほど。

原) 口の中に、変な物入れたりしないですよね。

膣内はpH3.8〜4.5の弱酸性と言われています。なので、粘膜に近いデリケートゾーンを中性やアルカリ性のボディソープや石鹸で洗うと刺激を感じたりトラブルの原因になる可能性があります。とても繊細で、大切に守ってあげなくてはいけない場所なんです。
※pHとは、その液体が酸性なのかアルカリ性なのかを表す尺度。 一般的に数値は1から14まで。7が真ん中で「中性」、 pHが7より小さいと「酸性」、7より大きいと「アルカリ性」。

しっかりと専用のケアをしてあげることで、生理痛が緩和されるなど様々な意味で健康に繋がるので、デリケートゾーンは必ず専門の製品で洗ってあげる必要があると考えています。

山﨑)実際に、デリケートゾーン周りのトラブルには、どんなものがあるのでしょうか?

私含めて男性はデリケートゾーン周りの知識や関心が薄いと思うので、女性が抱えている悩みやリスクについて教えていただきたいです。

原)VIOの皮膚の乾燥、臭いなどが大きな悩みとして挙げられます。
※VIOとは、Vライン(ビキニライン)、Iライン(陰部の両側)、Oライン(肛門周辺)を指す。

デリケートゾーンの乾燥が悪化すると、痛みや痒みに変わり、日常生活で不快感を覚えるようになってしまうんです。弊社のプロダクトがデリケートゾーンの悩みの解消に繋がって、日々の暮らしが豊かになり、とてもハッピーな気持ちでいられるといったお声もたくさん頂けています。

乾燥や臭い対策の点では、ムレに大きな原因があるため、それを防ぐためにも専用のソープや正しい洗い方でのケアを推奨しています。

海外と日本でのデリケートゾーンケア習慣

山﨑)海外ではデリケートゾーンのケアは当たり前と聞いたことがあります。日本と海外のデリケートゾーンケアに対する意識にはどのような違いがあるのでしょうか?

和田)日本では約8割以上の方が「デリケートゾーンのケアをしていない」と回答されたのに対して、アメリカでは8割以上の方が「ケアをしている」と回答されたそうです。

山﨑)真逆ということですか?

和田)そうなんです。日本とアメリカは同じ先進国ですが、デリケートゾーンケアへの意識という点では真逆の比率になっているんですね。

山﨑)すごいですね。

和田)そうなんですよね。にもかかわらず、「日本の20代、30代の女性の80%はデリケートゾーンについて悩んでいる」という調査結果も出ています。8割以上の方が悩まれているのにも関わらず、同じ割合の方が何も専用のケアをしていないというのが現状なんです。

そして、8割以上の方がケアをしていない理由として「効果的なケア方法が分からない」と回答しています。その他には「面倒くさい」「恥ずかしい」という意見も挙げられました。

これらをまとめると、多くの方が悩まれているのにも関わらず、どうしたらいいのか分からないから、それに対して何も出来ていないということです。

山﨑)デリケートゾーンの悩みを、オープンに誰かに相談するカルチャーは、まだ日本では根付いていないような気がしています。

和田)それでも、デリケートゾーンに関する検索件数は大きく伸びています。「デリケートゾーン 黒ずみ」や「デリケートゾーン かゆみ」など調べられる方はかなり増えてきています。

それに対して、アメリカでは8割以上の方がケアをしているんですね。。その背景には、親から子に「専用のものを使ってケアしようね」と幼い頃からケア方法が伝えられるカルチャーがあります。欧米では専用のものを使うということが当たり前で、広く習慣化されています

例えば、海外へ行くとどの棚を見ても多様な種類のデリケートゾーンケア商品が並んでいることが今は当たり前です。

日本では、ここ2〜3年でようやく増えてきましたが、それまでは、全然無い、もしくは、衛生用品の1つとして、トイレットペーパーや生理用ナプキンの隣にちょこっとあるような感じでした。ある意味恥ずかしいものとして、目の届きにくい場所に置かれていました。私たちはそうした固定観念を、少しずつ変えていきたいなと思っています。

Mellia共同代表写真提供:Mellia株式会社

例えば、期間限定ポップアップショップを百貨店やデパートの化粧品売り場などオープンなスペースで実施させていただいています。今までのデリケートゾーンケア製品の「恥ずかしさ」「目の届きにくさ」を払拭したいんです。

むしろ、「こういうケアをしている人って自分を大切にしていて素敵だよね」というイメージ、そして、新しい概念を作っていきたいと思っています。

アイム ラフロリア_デリケートボディクリームアイム ラフロリア
デリケートボディクリーム
写真提供:Mellia株式会社

山﨑)ありがとうございます。

お話を聞いて、デリケートゾーンケアが、“健康”に及ぼす影響について理解ができました。

Mellia株式会社が運営するmy-museに、HAMONZ代表取締役・山﨑蓮のインタビューをご掲載いただきました。「#女性のコトを考える」企画や事業への想いを語っています。ぜひご一読ください!

編集部より

今回は
●デリケートゾーンケアとは何か?
●なぜケアすべきなのか?
●日本と海外での習慣の違い
についてお話していただきました。

デリケートゾーンケアの認知度の低さや、その大切さ、そして海外との比較など、新たな発見も多かったはず。デリケートゾーンケアは「恥ずかしさ」や「認知度の低さ」からタブー視されやすいトピックですが、身体と心の健康にまで繋がるということが印象的でした。

自分や自分の周りの大切な方のため、デリケートゾーンケアについて知ること、そして話すことは実はとても大切なことなんです。

後編では、
●デリケートゾーンケアについて話すきっかけになる『I’m La Floria(アイム ラフロリア)』
●幅広い年齢層が抱えているデリケートゾーンの悩み
●子どもにも伝えたいデリケートゾーンケア
といった内容で対談をお届けします。後編もお楽しみに!

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