8月から、月一回、勤務時間終了後、社員メンバーを対象としたミーティングを行っています。
第7回(2月)のミーティングから、選手間の温度差を少しでも減らしたいと思い、SDGsを「知る」勉強会を実施しました。
以前の記事はこちらから
第7回は1.貧困をなくそう~5.ジェンダー平等を実現しよう
第8回は6.安全な水とトイレを世界中に~11.住み続けられるまちづくりを
第9回は12.つくる責任つかう責任~17.パートナーシップで目標を達成しよう、SDGs
基本二人で1ゴール。
「一か月に一つのゴールを調べる」といったあまり負荷の高くない課題だったこともあり、全員の選手が真剣に取り組んでくれたと感じています。なかにはノート等にしっかりまとめていた選手も。
ジェイリースFCには、社員外のメンバーもいるので、実は発表の様子を動画に撮り、選手全員に共有しました。残念ながら全員が見てくれたかどうかは微妙な再生回数。
しかしながら、発表した選手が「言いたかったことが全く言えていなかった」と動画を見て反省し、次に活かそうとする姿を見ることができたので、撮ってよかったかなと。
ミーティングを通じて、選手のいろんな面が見えます 笑
第9回のミーティング後も、発表が終わってから「大事なことを伝え忘れた」、「うまく伝えることができなかった」など、いろんな声が聞こえてきましたが、それは、自分が調べた中で、これをみんなに伝えようとか、自分の中でいろいろ考えて臨んだ結果であって、真剣に取り組んだからこそ出てくる言葉だなと。
この勉強会をするまでは、SDGsに取り組む必要性をあまり理解せず、なんとなくクラブがやっているから、やっているといった選手がかなりいたと思います。
また2月~3月に入社した選手は、ジェイリースFCがSDGsに取り組んでいることはSNSを通じて何となく知っていたと思いますが、入社していきなり「SDGs勉強会」に参加はビックリしたかも 笑
しかし、新加入選手がSDGsのアイコンを見つけて反応をしている姿やSDGs関連のことばに反応するようになったとの話を聞くと、入社と同時にSDGsの勉強ができたことは、クラブにとっても本人たちにとっても大きな財産になったかなと感じています。
自分が調べたゴール以外はまだまだ知識が薄いかもしれないので、これからも「知る」→「考える」を継続しながら、次のステップ「行動する」につなげていけるよう、取り組んでいきたいと思います。
【選手コメント】
○瀬戸口雄
「SDGsは非常に深い」
そう感じるのも勉強会をするようになってからです。チームに入って3年目になりますが、勉強会をするまではただ漠然としたイメージしかありませんでした。勉強会を通じていろいろ考えるようになり、マイ箸やマイ水筒を使うようになりました。日頃の生活の中でも「あの人の行動はSDGsに繋がっているな」と勝手に目が行くようになっています 笑
知れば知るほど興味が出てきて、自然と行動につながるようになってきていることを実感しています!
○荻野広大(新加入選手)
今回ミーティングを通して成長できたと思います。
まず「SDGs」を詳しく知ることができました。チームで取り組んでいることだったので、最初は乗っかる形でしたが、いまは自分から興味を持って行動できていると思います。小さなことですが、家を出る前に必要のないコンセントを抜いたり、エシカル消費という面では、帰り道に商店街の八百屋さんで野菜を買ったりしています。
もう一つは、人前で話す力です。自分の苦手な部分なので、こういったミーティングで積極的に取り組んでいこうと思います!
ジェイリースFCの魅力的なところ!
小さなことでもコツコツと!#SDGs #うつくし隊 https://t.co/XVB3ZTtalN— 荻野広大 (@k0ta5) April 11, 2021
ジェイリース株式会社 竹本雅美
編集担当からのメッセージ
スポーツ×SDGsというテーマで活動をしていると、「アスリートも社会の一員」ということを強く意識している団体・選手とそうでない(アスリートは特別という意識)グループに二分されることがよくわかります。
選手個人はもちろんですが、意外に上の人たち(経営者や監督など)が「選手は競技に集中していればよい」ということを平気で言う場面に出くわしたりします。
ある意味でスポーツ選手を特別した結果、社会の枠外に存在するかのような錯覚を生み出していくことになります。
SDGsを題材にアスリートと社会のつながりを紡いでいく活動は、地道ではありますが必ず選手自身の人生に大きな影響を与えることだと思います。