Sports for Socialでは、骨髄バンク普及のために活動する方々の『想い』を取り上げ、発信しています。
今回は、清水敏明さんからの寄稿です。
2012年の告知以降、多くの手術を経て舌癌を克服した清水さん。癌の患者さんは、骨髄バンクへの登録や献血を自身が行うことはできません。それでも『骨髄バンク登録説明員』としてだけでなく、ランナーとしてこの活動を多くの方に知ってもらうために大会にも参加されています。
手術の後遺症で会話に障がいが残ってしまい、人と話すことが苦手になってしまった清水さんを変えた『骨髄バンク登録説明員』との出会い。社会のためにチャレンジする清水さんの想いを是非お読みください。
がんの告知
2012年1月、私はステージ3の舌癌の告知を受けました。
以来入退院を繰り返し、再建手術を含めると実に9回の手術、放射線、1年間におよぶ抗がん剤治療を受けました。
幸いにして寛解の状態になりましたが、体重は約10㎏減り、歩くのもままならない身体になっていました。
しばらくは病院でリハビリを続けていましたが、少しずつ家でも運動をするようになり、徐々にですが体力も回復していきました。
私は癌に罹患する前はランニングを趣味にしていたので「また少し走ってみよう」と思い立ち、家のまわりをゆっくりジョギングしてみました。
その日の事は今でもよく覚えているのですが、2㎞位走ったところで苦しくてリタイアし、後は家まで歩いて帰りました。
骨髄バンク説明員をきっかけに、もっと積極的に
その知人は聴覚に障がいがあるのですが、ドナー登録会場ではタブレットなどを使い積極的に骨髄バンクの説明を行っていました。
実は私は、手術の後遺症で会話に障がいが残ってしまい、再建手術が終わるまでの間は人とのコミュニケーションがままならず、すっかり人と話すことが苦手になっていました。しかし、その知人の積極的な姿勢を目の当たりにし、「もっともっと積極的に人と関わっていかなければ」と思うようになりました。
私は抗がん剤治療を受けているので、骨髄バンクドナー登録はもちろん献血をする事も出来ません。ですが、まだ骨髄バンクの存在を知らない方に、知っていただくための活動をすることはできるはずです。
自分が手術を受けた時に、たくさんの輸血をいただいたので、何か恩返しできないかと思い「骨髄バンクドナー登録説明員」の講習を受ける決断をしました。
骨髄バンクランナーとしてのチャレンジ!
こうして骨髄バンクドナー登録説明員の活動が始まったのですが、その知人がランニングを趣味にしていて、「骨髄バンクランナー」として大会に出場していることを知りました。
そのとき「これだ!」と身体に稲妻が走る感じがあり、私も骨髄バンクのタスキで大会に出場する決意を固めました。
残念ながらコロナ禍の為、骨髄バンクのタスキで大会に出場したのはまだ2回しかありません。
これから大会が再開したら、全国の骨髄バンクランナーの仲間たちと会いたいと思っています。
癌になったからこその出会いとチャレンジ!
マラソン大会はランナーだけのものではなく、社会貢献になっていることを多くの方に知ってもらうためにも、多くの大会にエントリーしていきたいと思います。
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