特集

環境にも肌にも優しい、クリーンビューティーについて考える

Sports for Social編集部:

本日はよろしくお願い致します。まずSISIの紹介と、ブランドとして大切にしている想いを教えてください。

株式会社SISI 代表取締役社長 澤田実加株式会社SISI 代表取締役社長 澤田実加

SISI 澤田氏:

SISIと言うD2Cのスキンケアのブランドを、昨年11月からMakuakeで先行販売をしておりました。今年のの1月8日から公式サイトで販売をしていくような形でコスメのスタートアップをやってます。

SISIと言う言葉が「私を思う」と言う意味なのですが、女性や男性にとっても肌が人の生き方とか考え方とかにすごく影響を与えていると思います。肌を思うことで、自分を想えるような美容の体験を届ける事がブランドメッセージとしてあります。そしてSISIのプロダクトやブランドの設計の部分でもう一つすごく大事にしてるのが「クリーンビューティー」と言う考え方に基づいた製品設計をしていきたいなと思っております。

Sports for Social編集部:

クリーンビューティーという言葉に聞き馴染みがないのですが、どういった意味なのですか?

SISI 澤田氏:

クリーンビューティは海外ではオーガニックの次のムーブメントになっています。肌に対する影響だけではなく、環境というものをしっかり配慮した製品設計をしていこうよと言うのがクリーンビューティーの考え方になってます。SISIのクリーンビューティは、天然由来を中心とする製品設計だけではなく、天然由来を基調にしながらサイエンスの力も借りてパワフルな製品設計をしていくという部分が特徴です。クリーンビューティーの動きが海外で非常に盛り上がってるので、日本でもそういったブランドがますますこれから増えてくると思っていますし、美容の業界でも、環境に配慮した製品設計をしていこうという企業が増えてきています。

Sports for Social編集部:

クリーンビューティーの動きに対して、SISIが意識的に取り組まれているアクションは何かありますか。

SISI 澤田氏:

SISIは、原料や容器、資材など環境に配慮した製品づくりを行っています。自分の肌と環境への影響を配慮した製品設計をしていく事を大切にしながら製品を作っています。海外ではクリーンビューティーの考え方をしていないブランドが受け入れられないぐらい環境に対する意識がすごく高く、日本でもそういった企業の取り組みに関心を寄せる消費者の方が近年増えてきていると感じています。一方で環境系の話になると凄くディープになり、環境系に配慮したその製品設計をすることを中心に置きすぎて、消費者にとってとても窮屈なブランド体験になる事もあります。ユーザーが窮屈になるような押し付けを与えるのではなく、エントリーとして製品への効果や使ってみたいと思えるデザインから入って実はとても環境にも配慮している、そういったブランド設計をしていきたいと思ってます。

Sports for Social編集部:

SISIが製品を作る過程で、環境に配慮した成分を使用する事などはありますか。

SISI 澤田氏:

ダマスクローズを使った「ロザリティ」と言う製品を第一弾で販売しています。ローズは従来多くの化粧品で香りとして使われていたのですが、その原料になっているローズがすごくサステナブルな取り組みで作られていることが原料の特徴の1つです。トルコのスパルタにあるローズ谷で伝承的にローズが栽培されており世界中の多くの香水や化粧品で使われるローズもここで作られています。イスパルタのダマスクローズはFair for Life認証というローズ生産のサプライチェーンに携わるすべての人々に健全な労働環境を整備することを目的とする認証で守られていて、「ロザリティ」はそういった原料の収集ネットワークが社会的責任や環境に対する責任に沿って形成されていることを認証した原料を使っています。

SISI

Sports for Social編集部:

原料面ではFair for Life認証で認められた原料を使用するとの事でしたが、それ以外で何か基準を持って使う材料を選ぶ事はありますか。

SISI 澤田氏:

SISIで使っている製品は、FSC認証と言う森林環境に配慮した資材を使っています。化粧箱やブランドブック、配送箱など全部含めて適正に栽培されている資材を使うことで地球環境に貢献しています。容器に関しても、本来ならプラスチックの方が運搬やコスト上のメリットはありますが、SISIでは100%再生可能なガラス系の容器を使っています。プラスチックを作るのにも捨てるのにも環境に対して悪影響があるのでものづくりをする企業として資材周りに対する配慮をしています。消費者にも楽しく使って欲しいので、容器を使った後にリユースしてもらえるような提案をブランドから発信しています。

Sports for Social編集部:

サステナブルなブランド創りとして、澤田さんはどういった想いがありますか。

SISI 澤田氏:

ブランド作る際にクリーンビューティーを基調にしたブランドにしたいと言う想いがありました。環境に配慮していく事がこれからの時代、これからの企業にとってとても必要になってくる事を実感しています。トレードオフに議論になりがちですが環境に良いことと、デザインが良いことは両立できると思っています。環境に優しいことを大切に、どうやったら消費者の方がワクワクして、製品やブランドを好きになってもらえるかと言った発想のもと、ブランド設計を進めています。

SISI

■SISI(私思)のClean Beauty への想い

ものづくりをする企業には、営利の追求だけではなく、環境や地球全体への配慮をしていく責任があると思っています。初めから完璧にできない歯がゆさもありますが、進歩を大切に、できることからサステナブルなブランド作りを心がけています。

SISIは「自分を大切にすることが地球を大切にすることに繋がる」をキーワードに、自分を大切にしながら気がついたら地球にも良い。そんなブランド設計を目指します。肌への効果を大切にしながら、原料、配送の資材、容器に地球に配慮したものを積極的に取り入れていきます。

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