『ミレニアル世代』とは、1980年から1995年の間に生まれた世代のことを指します。2021年現在では、20代後半~40代と比較的幅広い世代を指しています。この記事では、ミレニアル世代の特徴、語源、Z世代やゆとり世代との使い分け、消費行動などを知ることができます。
ミレニアル世代とは
1980年から1995年生まれの20代後半~40代の世代、この25年間にデジタルの台頭と発展が起こったため、インターネットの影響を受けて育った世代という意味で『ミレニアル世代』と括られています。
ミレニアル世代の語源は、「千年期の」という意味である英語「millennial ミレニアル」です。日本大百科前科(ニッポニカ)によると、この世代が2000年代の初頭に成年期を迎えたことによるそうです。
ミレニアル世代という括りは主にマーケティングを行う際に使います。ミレニアル世代の後の世代であるZ世代とともに、市場において重要な消費行動を行う存在としてミレニアル世代が重視されています。
デジタルネイティブ世代である「ミレニアル世代」は、考え方や商品行動において、それ以前と比べてどのような特徴があるのでしょうか。
ミレニアル世代の特徴
リテラシーが強く、使いこなす
幼少期からデジタルやインターネットと触れ合っていたり、デジタルやインターネットの教育を受けているため情報リテラシーが強い傾向にあります。また学校等で教育がされてきたことから、使いこなす傾向にもあります。
インターネットで人と知り合うことに抵抗がない
ひとつのコミュニケーションツールとしてもインターネットが機能しているため、インターネットで出会うことに抵抗がない傾向にあります。
ワークライフバランスを重視する
仕事と同様にプライベートも重視する傾向にあります。ひとつの理由として、インターネットの普及によりそれまでの世代と比べて受信できる情報が増えたため、多様な生き方を理解したことが挙げられます。
モノよりコトの傾向(経験を重視する)
商品やサービスが自分にとってどのような経験を与えるのかを重視します。本質的な価値を追い求める世代とも言えます。
ミレニアル世代・ゆとり世代
ミレニアル世代という言葉や定義はアメリカで作られましたが、日本には同じくらいの世代を指す言葉として「ゆとり世代」があります。
ゆとり世代は、1987年4月2日生まれから2004年4月1日生まれた世代を指します。2002年に始まった新しい学習指導要領において、授業時間数や授業内容が大幅に変更し、それまでの教育とは異なり「ゆとり」のある教育を受けたことが語源です。ゆとり世代という言葉は、主にマーケティングにおいて使われるミレニアル世代とは異なり、学校や会社における活動要領への評価として使われることが多いです。例えば、「協調性に欠ける」「傷つきやすい」などが挙げられます。
ミレニアル世代・Z世代
ミレニアル世代はバブルおよびバブル崩壊後の経済の立て直し期を間近で見ているため、それ以前やそれ以降の世代と比較して、楽観主義だということもできます。それ以降の「Z世代」は、経済低迷期を間近で見ていることから、その価値観として、働き方などにおいて安定性重視で現実主義な傾向が見られます。
また、ミレニアル世代はカスタマー・エクスペリエンス(顧客体験)を重視する傾向にあるため、市場の新しい顧客としてターゲティングされています。
「ミレニアル世代」では、このような方々も活躍もしています。