『フットベースボール』とは、ソフトボールのルールに準じて行い、投手がサッカーボールを転がし、キッカーがそれを蹴る競技です。1チーム9〜10人制で実施され、男女の区分はありません。大きな特徴として、知的障がいがある選手が出場できる競技であります。
今回は、『フットベースボール』のルール等について解説していきます。
フットベースボールとは
『フットベースボール』は、1957年ごろ広島県福山市で考案された競技といわれています。ソフトボールのルールに準じて行い、男女の区分がなく知的障がいがある選手が参加できるユニバーサルスポーツです。
ボールを遠くまで蹴ったり、狙ったところにボールを蹴ったりします。ソフトボールや野球、サッカーが好きな人にもおすすめで、団体競技のためチームメイトと協力したり、応援しあったりすることができる魅力的な競技です。
フットベースボールのルール
基本ルールについて
投手が両手で転がしたゴム製のサッカーボールをキッカーが蹴り、得点を競う競技です。ソフトボールのルールに準じて行い、男女は問いません。守備位置や打撃の順番も同じで、一部フットベースボール独自のルールが設けれらています。試合は7回まで、同点の場合は2回まで延長して行います。順番も同じで、一部フットベースボール独自のルールが設けれらています。試合は7回まで、同点の場合は2回まで延長して行います。
- 1回の攻撃は3アウトチェンジです。
- 投手は両手でボールを持って静止した後、股の下から転がして投球します。
- キッカー(打者)は足でボールを蹴ります。フェアボールか、四球を選ぶと出塁できます。ただし、キッカーがジャンプしてボールを蹴った場合はアウトになります。
- 野手が飛球をノーバウンドで捕球すると、キッカーはアウトです。
競技場(コート)について
各塁間の距離は15m、投手と本塁ベース間は10mです。走者の進塁を防ぐことを目的とした「ピッチャーズサークル(投手プレート前線の中心から1.5mに引かれた円内)」を設定します。また、本塁基点を中心として、一・三塁延長線(ファウルライン)間を結ぶ半径5mの円弧をパスラインとし、打者が蹴ったボールがパスライン内で停止した場合はファウルとなります。
独自ルール「停止球」
フットベースボール独自のルールで「停止球」があります。これは、ボールインプレー中であっても投手が野手からの返球をピッチャーズサークル内で保持した時点で試合が停止になり、その時に塁間にいた走者は一つ前の塁に戻らなければなりません。
これからのフットベースボール
『フットベースボール』は、全国各地で行われていますが、競技的にはマイナーと言えます。実際に調べてみるとキックベース等と混在しています。今回取り上げた『フットベースボール』は、知的障がいがある選手でも参加できたり、男女の区分なく参加できたりと皆が一緒に楽しむことができるユニバーサルスポーツです。
この記事を読んで興味を持った方は、近くでフットベースボールのチームや体験会がないか、ぜひ探してみてください!
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