フロアボールとは、6人対6人で行われる競技で、スティックを使ってプラスチック製のボールを相手チームのゴールに入れて得点を競います。フロアボールに用いられるボールは、中が空洞で穴が11個開いていることが特徴です。この記事では、フロアボールのルールや特徴についてわかりやすく説明します。
【インクルーシブとは?】北欧スウェーデンの『フロアボール』から学ぶスウェーデンでサッカーに次ぐ人気スポーツ『フロアボール』。スティックを持って誰でも楽しめるそのスポーツは、知的障がいのある人たちにスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を提供するスペシャルオリンピックスにも正式採用されるインクルーシブスポーツです。
小学校の頃からフロアボールに取り組み、大学卒業後スウェーデンを拠点に活躍する高橋由衣さん(以下、高橋)は、日本におけるフロアボール普及に本格的に取り組んでいます。どんな人でも、手軽に安全に取り組めるその魅力や、フロアボールから考える『インクルーシブ』の考え方について、お話を伺いました。...
フロアボールとは
フロアボールとは、アイスホッケーに似ている競技ですが、激しいボディチャージや危険なプレイは禁じられている比較的誰でも始めやすい競技です。6人対6人で行われる競技で、スティックを使ってプラスチック製のボールを相手チームのゴールに入れて得点を競います。6人の内訳は、フィールドプレーヤー5人とキーパー1人です。1チーム最大20人で構成され、試合中何度でも自由に交代することができます。
リンクの規格は、40m×20mでボードによって囲まれていて、すべてのマーキングは視認しやすい色で4〜5cm幅のはっきりとしたものである必要があります。
ゲームには、プラスティック製のスティックを使用し、相手のゴールにボールを入れると1点です。フロアボールに用いられるボールは、中が空洞で穴が11個開いていることが特徴です。
フロアボールの代表的な7つのルール
- ハイスティック:スティックを腰より上に上げてはいけません。(まわりに人がいない場合など危険を伴わない場合は、上げてもいい)
- ヒット:相手のスティックを叩いてはいけません。
- プッシング:肩と肩以外で相手を押したりぶつかったりしてはいけません。
- スライディング:転んだ状態や座り込んだ状態でプレーしてはいけません。
- ハンド:キーパー以外は、手や腕を使ってボールを止めてはいけません
- ヘディング:キーパー以外は、頭を使ってボールを止めてはいけません
- ジャンプ:ジャンプをしてボールを止めてはいけません
以上のように、自分または他人を怪我させる恐れのある行為はNGとされています。
日本におけるフロアボール
フロアボールは、日本では「ユニホック」「ユニバーサルホッケー」という普及型生涯スポーツとして知られており、ルールがわかりやすく、年代に関係なく一緒に楽しめるスポーツとして全国各地でチームが結成されています。しかしながら、まだまだ競技人口が少ないため大会へのチーム派遣を見送るなども見受けられます。
誰でも気軽に始めやすいスポーツですので、ぜひ皆さんも始めてみてはいかがでしょうか。
【インクルーシブとは?】北欧スウェーデンの『フロアボール』から学ぶスウェーデンでサッカーに次ぐ人気スポーツ『フロアボール』。スティックを持って誰でも楽しめるそのスポーツは、知的障がいのある人たちにスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を提供するスペシャルオリンピックスにも正式採用されるインクルーシブスポーツです。
小学校の頃からフロアボールに取り組み、大学卒業後スウェーデンを拠点に活躍する高橋由衣さん(以下、高橋)は、日本におけるフロアボール普及に本格的に取り組んでいます。どんな人でも、手軽に安全に取り組めるその魅力や、フロアボールから考える『インクルーシブ』の考え方について、お話を伺いました。...