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【シャレン/ザスパクサツ群馬】「スポーツの素晴らしさを伝えたい」~ホームタウン活動“スマイルキッズキャラバン”~

ザスパクサツ群馬_スマイルキッズキャラバンサムネ

Sports for Socialでは、「シャレン!(Jリーグ社会連携)」に取り組むJリーグクラブの「想い」を取り上げます。今回取り上げるのは、ザスパクサツ群馬の「スマイルキッズキャラバン」

ホームタウン活動の一環として、クラブのコーチが地域の小中学校を巡回しサッカーを教えるこの活動。ザスパクサツ群馬のホームタウン活動担当で、2018年まで選手として活躍した川岸祐輔さんに話を伺いました。

もっとザスパのことを知ってもらいたい!

2013年、『群馬県全域』をホームタウンとしていることを明確にするため、クラブ名を「ザスパ草津」から「ザスパクサツ群馬」に変更しました。

―クラブ名変更によって、どのような変化がありましたか?

川岸)デリケートな部分ですが、改名してからも、草津町との関係は良好です。また、“群馬”がついたことによって、他の市町村さんに関しても、市町村さんの側からザスパにアプローチしてきてくれる機会は確実に増えてきたと感じます。

―そうした中で川岸さんは今年度からホームタウンを専属の担当になりました。どのような“想い”がありましたか?

川岸)今年度から社長が変わり、群馬県全域にもっとザスパのことを知ってもらいたい、そして地域の課題に向かってザスパからさまざまな策を打ってきたい、という思いがより強くなりました。

今まで専属でのホームタウン担当がいなかったこともあり、活動自体があまり多く行われていませんでしたが、ホームタウンのさまざまな課題に対して、ザスパとしてアプローチできればいいなと思っています。

ザスパクサツ群馬_サッカー教室

活動後、子どもたちが初めてスタジアムに

活発化してきたホームタウン活動の中でも特に力を入れているのが、クラブのコーチやスタッフが県内各地の小中学校を巡回し、子どもたちにサッカーを教える「スマイルキッズキャラバン」です。

―活動は、どういった経緯で始められたのでしょうか?

川岸)始めたきっかけはクラブの名称変更です。群馬県民のみなさんに愛され、より地域に根ざしたクラブになろうというのがこの活動の始まりです。
「スポーツの楽しさや体を動かすことの大切さを伝えたい」という気持ちが活動の根本にあります。

―活動では、どういったところにやりがいを持っていますか?

川岸)運動が苦手だったり、ボールに対して消極的な参加者の子どもたちが、積極的に運動に参加してくれたり、失敗を恐れずチャレンジしてくれたりする姿が見られるので、クラブのスタッフとして、やりがいを感じています。この活動を通して、1人でも多くの子どもたちと触れ合うことで、子どもたちを笑顔にできればと思っています。

これまでザスパのことを知らなかった子どもたちが、サッカー教室の後、スタジアムへ来てくれることもありました。こういう出来事を体験すると、この活動があって良かったなと本当に思いますね。

ザスパがあって良かったと言ってもらえるように

―スマイルキッズキャラバンを、どのように広げていきたいと考えていますか?

川岸)今はスマイルキッズキャラバンの活動を知ってくれている人自体が多くない状況なので、まずは(メインスタジアムがある)前橋市の周辺から集中的に活動を行っていきたいと考えています。
最終的には県全ての保育園や幼稚園、また小中学校まで活動を広げていく、というのが目標です。

―サッカー以外の活動ではどのような活動をしているのですか?

川岸)最近だと、高崎市の認定こども園で、園庭を芝にしようという芝張り体験活動に参加しました。この活動では、スタジアムの芝生を管理する団体から呼びかけを受けて、ザスパのスタッフを指導員として派遣しました。幼稚園の園児たちと一緒に芝を埋める活動をしました。

ザスパクサツ群馬_芝張り体験活動

川岸)まだ企画段階ではありますが、障がい者施設で行っている無農薬野菜栽培の活動にも一緒に取り組みたいと考えています。

障がい者施設の利用者の方々は、施設と自宅との間でしか社会との関係を築きにくい、という課題があると伺いました。

そういったことを伺い、作った野菜をスタジアムで売ったり、スタジアム運営のボランティアとして来ていただいたり、ということをご提案できれば、また新しい社会の幅を広げていけるかなと考えています。

ザスパクサツ群馬_無農薬野菜

ーどのように活動の幅を広げていこうと考えていますか?

川岸)行政の方々ともぜひ一緒に活動をしていきたいと思いますが、急にザスパと一緒に活動をしようというのはなかなか難しいことだろうと思います。なので、まずはスポンサー企業さんが行っている活動にザスパが協業していく形をとっていければいいなと思っています。

―最後に一言お願いします。

川岸)行く先々でみなさんが笑顔で接してくれたり、「こういう活動良いね」というお声をファン・サポーターの方からも多く頂いているので、ホームタウン活動の価値を実感しています。

少しでも良い活動をして、群馬県の方々に「ザスパがあって良かったな」と言っていただけるように頑張ります!

(画像提供:ザスパクサツ群馬)

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