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FC東京の若手選手がSports for Socialの記事を読んでみた

FC東京 Growupmeeting

サッカー・J1リーグ所属のFC東京では、若手選手を対象にしたチーム内での研修プログラム『Grow Up Meeting』を開催しています。今回はそこにSports for Socialを運営する株式会社HAMONZの栁井(ヤナイ)が講師として参加しました。

蓮川壮大選手、バングーナガンデ佳史扶選手、中村拓海選手、大森理生選手、スタッフからスカウティングマネジメント部:小池氏、トップチームマネジメント部:遠山氏が参加し、スポーツ×社会貢献について考えた90分間。今回はその様子を少しお見せします。

『Grow Up Meeting』の目標は「成長する」。

この時間のマナーは、「恥をさらけ出すこと」「仲間の発言を傾聴すること」「自ら考え、自分の意見を持つこと」「必ず発言すること」。果たして首都クラブ・FC東京の若手選手は社会貢献活動に関してどう感じ、どう成長したのでしょうか?

FC東京

『社会貢献』ってどんなイメージ?

この日のテーマは「スポーツ×社会貢献について考える」です。まずは『社会貢献』という言葉のイメージについて栁井から選手に聞いてみます。

蓮川選手は、明治大学在学中に社会・地域貢献を既に実践していました。
「昨年まで大学生だったので、大学サッカー部のユニフォームを着て地域の清掃をしていました。まずは地域の人から応援してもらおうということで活動していました。そういった活動をしていたので、社会貢献という言葉は身近には感じています。」

蓮川壮大選手蓮川壮大選手

中村選手は「カンボジアに井戸を建てたいなと思っています。」とユニークな夢を語ります。「ユーチューバーが行っているのをみて、思ったよりハードルが低くできるのではないかと考えさせられました。」

中村拓海選手中村拓海選手

自分の立場と社会貢献活動について考えを共有してくれたのは、バングーナガンデ選手。「活動をするためには、自分が発信力をつけることが必要かなと思います。胸張ってできることが大事なのではないでしょうか。」

バングーナガンデ佳史扶選手
バングーナガンデ佳史扶選手

大森選手もバングーナガンデ選手と同じように、発信力や影響力について「自分の知名度が上がると、自分の元に集まってくれる人も多く影響力も大きくなると思うので、発信力を大きくするためにも頑張っていきたいと思っています。」との発言。

大森理生選手大森理生選手

若手選手たちは、活動そのものだけでなく発信力や影響力についてまで考えていることが印象的で、まだ自分は社会貢献をするには力が足りない、と考えている選手もいるようです。

また、スカウトの小池さんは中学生時代にペルーに住んでいた経験からの話を。「子どもながらに何かできないかなと思っていたので、大人になってから募金をしています。小さなことだと思うのですが。」
小池さんがそんな行動をしているなんて!と普段から関わっている皆さんも初めて知った様子でした。

みんなの気になる記事を発表しよう!

さて、ここからが本題です。読んでみた気になった記事の感想をそれぞれ発表してもらいました。

事前に読んだ記事は以下の3つです。

①【対談】ANDROSOPHY×高橋秀人 vol.1~男性育児を当たり前に~

高橋秀人_プレー写真
【対談】ANDROSOPHY×高橋秀人 vol.1~男性育児を当たり前に~横浜FC・高橋秀人選手とベビーブランドANDROSOPHY山田代表の対談。男性の育児が本当の意味で当たり前になる世の中のために。ブランド側の視点と、3児の父であるサッカー選手の視点で対談していきます。...

②「生理は“女性”だけのものなのか?」Rebolt × Sports for Social〈前編〉【連載 #女性のコトを考える vol.1】

Rebolt対談前編
「生理は“女性”だけのものなのか?」Rebolt × Sports for Social〈前編〉【連載 #女性のコトを考える vol.1】生理は"女性"だけのもの?恥ずかしいものとして隠され、どうしても触れづらい。そんな「生理」について、役/元サッカー選手であり株式会社Rebolt共同代表の下山田志帆さんと内山穂南さん、株式会社HAMONZ代表・山﨑蓮が語り合いました。...

③骨髄バンクに向けた想いvol.1~骨髄バンクランナーズ 松井一矢~

松井一矢さん
骨髄バンクに向けた想いvol.1~骨髄バンクランナーズ 松井一矢~骨髄バンクランナーズの連載の第1弾。献血を100回以上しながら、トライアスロンの日本代表になった松井一矢さん。献血から骨髄バンクの登録が簡単であることを知り、登録した直後の適合通知。トライアスリートとして啓蒙活動を続ける想いを伺いました。...

まず①を選んだのは、大森選手です。働き方が特殊であるサッカー選手の育児について考えを述べました。

「サッカー選手は自分の使える時間が多いので、他のサラリーマンと比べると育児などには参加しやすいのかなと思います。一方で土日は試合や練習があるので、子どもが大きくなったときに、運動会や遊びなどの家族のイベントに参加することが難しいなと感じました。」

海外の選手は練習場に子どもを連れてくるのは当たり前になってきているので、日本でも高橋選手の記事をきっかけに広がっていったら良いですね。

②を選んだ選手はいませんでしたが、普段話しにくいことについてもこうした機会に共有していくことが大切です。「生理について話題にしてはいけないと思っていました」や「発信力のある方が発信していかないと理解が得られないのかなと思いました」など、若者ならではのリアルな感想も聞くことができました。

③を選んだのは蓮川選手、中村選手、バングーナガンデ選手です。

中村選手は、現役選手である現状を考えての発言がありました。「現在、プロとして活動しているので、骨髄バンクにドナー登録することは難しい面もあるなと感じました。自分の骨髄で人が救えたら素晴らしいことだと思うので、今後も継続して考えていければと思った記事でした。」

バングーナガンデ選手も、中村選手と同じく現役選手として登録することへのリスクを考えつつ、「ドナーの登録も、簡単にできるけどなかなかできないということだと思うので、自分が知らない簡単にできることもたくさんあるのかなと思いました。まずは、できることを探していこうと思うようになりました。」と、記事を読むことで新しい気づきがあったようでした。

蓮川選手の発言からは深く記事を読んで考えたことがよくわかりました。「ドナーについて、救えるのは一人の命かもしれないけれどその体験を発信することで、こうやって僕たちのように考えるようになる人もいると思います。ですので、こうやって発信していくことが大切だなと思いました。自分ができることを行動に変えていって、情報を取り込んでいきたいです。『発信して受け取って』という繋がりによって、社会としていい方向にいくのかなと思いました。」

遠山さんからは、クラブのスタッフとしての立場から「実際に選手たちからドナーについての相談があったら、オッケーできるのかと考えさせられました。選手の気持ちを無下にはしたくないなと思います。」という意見も聞くことができました。

「選手が発信するという価値」に気づく

記事からの気づきはとても大きかった様子の選手たち。中でも蓮川選手がおっしゃるように、『発信する』ことの大切さ、それによる影響について考えるところも大きかったようです。

共通の記事の話題で、それぞれの立場から考えたことを共有し、さらに深く考えていく。とてもいい経験になりました!

FC東京の皆さん、ありがとうございました。今後の活躍も期待しております!

 

運動の機会からダイバーシティまで〜FC東京「あおぞらサッカースクール」が生み出すものFC東京が行う「あおぞらサッカースクール」では、知的障がいや発達障がいのある子どもたちに、運動の機会をつくる取り組みを続けています。 定期的に活動をする意義、育成組織と交流をする意義など、社会連携推進部の久保田淳さんに話を伺いました。...