【編集担当からのメッセージ】
本稿とは直接関係ありませんが、ジェイリースFCさんが先日行われた「第44回九州各県サッカーリーグ決勝大会」で見事に優勝され、九州リーグへの昇格を決められました。関係者の皆様おめでとうございます。
(詳しくはこちらをご覧ください:
http://kyushu-fa.jp/class/mos/schedule.html
http://www.kyu-league.jp/
「スポーツ×SDGs」に対して、まさにクラブ一体となって取り組んでおられる姿には毎回記事を読むたびに頭が下がる思いでした。
これからのさらなるご活躍と、サッカー以外の様々なチャレンジを応援させていただきたいと思います。
ダイバーシティ|SDGs~小さなことからコツコツと~
2020年は予想もできない1年でした。
1年前、2020年は日本でオリンピック・パラリンピックが開催され、見たことのない景色が目の前に繰り広げられる、そんな明るい年だと思っていました。
見たことのない景色が、まさかこんな景色になるとは。
サッカーのみならず、スポーツを通じて、地域の皆さんと積極的に交流を図っていたジェイリースFCにとっては、コロナ禍の中、私たちにできることは何か、常に葛藤、模索し続けた1年でした。
このような中、Sports for Socialへの記事掲載チャンスが舞い込んできたことは、クラブにとっても本当に有り難いことで、感謝しています。
活動はままならない状況ですが、私たちのいままでの活動をより多くの方に知ってもらえたこと、記事を通じて、愛媛県の高校生とスポーツ×SDGsをテーマにZoomで交流できたこと、コロナ禍ならではの体験をさせていただきました。
2020年5月から記事を読んでいただいている皆さんは、ご存知かと思いますが、私は年齢、性別、障害の有無等に関わらず、スポーツを通じて多くの人と交流したい、そして、スポーツを通じて、少しでもまちや人を元気に、笑顔にできたらと思い、活動しています。
その取組の一つが、クラブ創設後にスタートさせたアンプティサッカー体験会(社員対象)。
2020年度は、感染リスクを避けるため実施を見合わせましたが、せめて、ジェイリースFCの選手だけでも、アンプティサッカーを体験させたい!と思い、FC九州バイラオールの加藤さんと日程調整をしてみたものの、10月はうまくいかず。
https://sports-for-social.com/?p=700
そんな中、11月、12月はFC九州バイラオールの皆さんが練習に来てくれました!
ジェイリースFCに今シーズン加入した選手たちは、初めてだったこともあり興味津々。
気づいたら、コンディション不良の選手が、一人体験会を開催してもらっていました 笑
12月の練習には、大分で学生生活を始めたFC九州バイラオールGKの平川さんが初参加。
仲間が増えて嬉しいです!
選手と接する中で感じることの一つが、住んでいる世界がものすごく狭いこと。
スポーツをしていると、いい意味でも悪い意味でもその競技の世界にどっぷり。
社会人になったからには、世界をどんどん広げていって欲しいなと。
それは、住んでいる世界が狭いと、いろんな社会課題や自分の中にある偏見等に気づくことができなかったりするからです。
少し前に立命館アジア太平洋大学・出口学長の「知的生産術」を読みました。
この本の中に、頭がよくなる3つの学び方として、このようなことが書かれていました。
「同じような人に会わず、いろいろな本を読み、似通った場所には行かない」
正反対のことをしている選手がちらほら (汗)
以前から、多様なバッググラウンドを持った方々との交流機会を創出したいと思っていた私は、別府市にオープンした「太陽ミュージアム」の見学を選手に提案しました。
7月に太陽ミュージアムの見学をした私は、社員メンバー(全員県外出身)をここに連れてきたいと思ったのです。
数人で見学計画を立てていたところ、知り合いの三菱商事太陽 佐藤隆信さんから「当日、案内するよ」との連絡が。ミュージアムの見学+佐藤さんと選手の交流、すごく楽しみにしていたところ、コロナで閉館に。土日の見学が可能になったら、選手と一緒に訪問したいと思います。
太陽ミュージアム
http://www.taiyonoie.or.jp/museum/
実際、自分で体験し、気づきを得ることは選手の人間的成長においても、すごく大事なこと。2021年もコロナ禍でできることを模索しながら、各種活動を企画したいと思っています。
選手の成長=クラブの成長
2021年も地域に愛されるクラブに一歩一歩成長していけるよう、みんなで取り組んでいきたいと思います。
ジェイリース株式会社 竹本雅美