編集担当からのメッセージ
SDGs関連のテーマには様々なものがありますが、ジェンダー特にLGBT等に関することについては、自分自身にまだ壁というか心の距離があると感じます。
誤解を恐れずに言うならば、私はそれでいいと思っています。すべての事項に理解・賛同・共感しなければいけないということではないと思うのです。
大切なのは、今自分がどの地点にいるのか、どれくらいの理解度があるのか、もしそこに共感がないのであれば、その理由は何なのかなどを認識したり、自問したりすることではないでしょうか。無関心が無知につながり、それが無意識のうちに人を傷つけることになる。
だからこそ、自身の意識下に対して敏感で正直であることが大切だと思います。
十人十色映画祭
2月6日(土)・7日(日)、別府ブルーバード劇場で、「十人十色映画祭」が行われました。
LGBTへの理解を深めることを目的とした「十人十色映画祭」。
期間中は、LGBT関連映画が上映され、上映後、ドラァグクイーンの皆さんによる豪華トークショー。
今回は、選手からこのイベントを聞き、映画hisを観に行きました。
■映画his
トークショーの中で、ドラァグクイーンの皆さんが、映画の一場面についてどう感じたかなど、自分の体験を踏まえて語ってくれたこと、LGBTの方への理解を深める貴重な時間となりました。
トークショー。皆さん、とっても話がうまくて、あっという間に時間が。
最初は、いでたちにビックリしましたが 笑
https://www.facebook.com/bluebird.info/posts/3660956117328080
別府に住んでいたことがある、虹子ロンドンさんが“別府は多様な人を受け入れる、温かいまちだった”といった趣旨の話をしてくださり、中村裕先生(日本パラリンピックの父)の影響もあるのでは?と密かに感じた私でした。
パラリンピックを創った日本人医師・中村裕と「太陽の家」
https://diamond.jp/articles/-/243181
話は変わりますが、
前回の記事で、「わきまえない女たち」(Choose Life Project)の動画をご紹介しましたが、その後、「変わる男たち」の配信を知り、見なきゃと。
その後、松岡宗嗣(一般社団法人fair代表理事)さんのTwitterを見て、自分に欠けていた視点に気づかされました…。
当初依頼を受けた際は瞬間的に違和感を持ちつつ、でも男性こそが声をあげることの重要性も考え引き受けました。ただ男性“も”声をあげることと、男性“だけで”話すことは違う。
こちらの配信イベント出演予定でしたが、一晩考えてみて出演を辞退することと、企画の再考について運営にお伝えしました。当初依頼を受けた際は瞬間的に違和感を持ちつつ、でも男性こそが声をあげることの重要性も考え引き受けました。ただ男性”も”声をあげることと、男性”だけで”話すことは違う→ https://t.co/OrTVA0qYNs
— 松岡宗嗣 (@ssimtok) February 9, 2021
全くその通りだと。
「Don’t Be Silent #変わる男たち」の仕切り直しと再考に関して
https://note.com/chooselife_p/n/n8446f8684ca2
LGBTだから、障害者だから、女性だから、ではなく、お互いの違いを理解しあい、尊重しあう。
そんな社会をみんなで築いていきましょう!
『元女子高生、パパになる』。トランスジェンダー男性の杉山文野さんが、家族をつくった今だからこそ伝えたいこと
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5fbf6061c5b61d04bfa7151f
最後に、一緒に映画を観に行った選手たちの感想を紹介します。
<木島悠>
この映画を見ての感想は、「心温まる良い映画だったな」です。
その中で凄く心に残ったのは、2人に関わっている周囲の人たちが、ゲイだと知っても「だから何?」といった感じで普段と変わらず、優しく接してくれていることでした。
いろんな人に見て欲しい作品です。そして、映画のように性別関係なく、みんなが生きやすい世の中になって欲しいと思いました。
<福元考佑>
正直そこまでLGBTの生きづらさというものを考えたことがなかった自分にとってはすごく考えさせられる映画でした。人は皆自由に生きていいと思うし、今はLGBTについても寛容な社会になりつつあると思っていました。しかし、今回の映画で取り上げていた親権問題、男同士の特別な環境での子育てについても、私自身も親は男と女じゃないとダメと思っていたり、男同士の親が特別な環境であると思っていたり、自分もまだまだLGBTへの理解が足りてないなと感じました。
トークショーでも生きる上での辛さ、恋愛の難しさなどを語っていただき、私が思っている以上にまだまだ生きづらい国であると思いました。日本はLGBTだけでなく、男性社会の傾向が強いと思うのでもっといろんな視点から社会を見て、すべての人が生きやすい社会にしていけるよう考えていかないといけないし、自分の発言や行動に気をつけたいと思いました!
<井福晃紀>
hisを観て、何度も感動する場面や考えさせられる場面があり、とてもいい経験をすることができました。また、映画を観て、自分の知識のなさを痛感したので、まずは「知る」ことからはじめたいと思います。自分自身ができることは少ないかもしれませんが、支援活動などを通して少しでも力になれるよう、これから活動していきます。
ジェイリース株式会社 竹本雅美