バスケットボール

サーモスがアルバルク東京と学校にやってきた!|スポーツとともに伝えるSDGs授業の体験価値とは?

アルバルク東京

企業が取り組むSDGsをプロスポーツチームとともに子どもたちに伝える。
プロバスケットボールBリーグに所属するアルバルク東京は、SDGsパートナーとなっている企業とともに積極的に小学校訪問をしています。今回は、サーモス株式会社とともに訪問した新宿区立花園小学校での授業を取材しました。

企業にとって、小学生に“直接伝える”ことの価値はどのようなところにあるのでしょうか?サーモス株式会社 社長室 ブランド戦略課 マネジャーの簑島久男さん(以下、簑島)、同経営企画課 SDGs推進事務局の吉行俊介さん(以下、吉行)にお話を伺いました。

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サーモスとアルバルクの取り組み

サーモスブランドは、魔法びんの真空断熱技術を活かし、水筒をはじめとするさまざまな製品で人々の生活を豊かにしてきました。そんなサーモスは、2021-22シーズンよりプロバスケットボールBリーグに所属するアルバルク東京とSDGsパートナーとして提携しています。

簑島)アルバルク東京さんの力を借りて、私たちサーモスの製品を実際に使用し、体験する機会の促進になればという想いもありつつ、飲みごろ温度を保てる私たちの技術が、ファンの方にとっての試合の体験価値向上にも繋がると考えています。
また、SDGsパートナーとして行う『マイボトル推進プロジェクト』は、現在4シーズン目を迎えており、ファンの方々への浸透度が実際の会場やSNS投稿を見ても非常に高い取り組みになっています。

アルバルク東京アルバルク東京にとって『SDGsパートナー』としての初めての取り組みとなったサーモスとのマイボトル推進プロジェクト。環境負荷低減に取り組むアルバルク東京の象徴的な活動にもなっています。

ステンレスボトルはリサイクルできる!サーモスのSDGs活動

サーモスの主力製品である『ステンレス製魔法びん』。実は、ステンレスボトルはその大部分をリサイクルすることが可能なものです。「ステンレスボトルがリサイクルできることがまだまだ知られていない」ということは、サーモスがSDGsを推進する上での大きな課題だと吉行さんは話します。

サーモスのステンレス魔法びんリサイクルの取り組み:https://www.thermos.jp/sustainability/recycling/

吉行)ステンレスの水筒は、自治体によっても捨て方が異なり、“捨て方に迷うもの”の1つです。そもそもリサイクルできること自体の認知を上げていき、回収拠点も増やすことでリサイクルの輪をもっと広げていきたいと思っています。

アルバルク東京サーモス株式会社から参加したメンバー(写真左から2番目が簑島さん、右から2番目が吉行さん)。花園小学校には1ヶ月間ステンレスボトル回収ボックスを設置します。

吉行)小学生は水筒をよく使う、私たちのお客様として非常に多い層です。今回のアルバルク東京さんとの取り組みでは、子どもたちに「水筒ってリサイクルできるんだよ」ということを知ってもらうと同時に、それを通して保護者の方々にも知ってもらう、そして実際に回収をすることでリサイクルを実感してもらえるような企画にしました。

授業を通しての実感

今回の授業では、小学校5、6年生を対象としてアルバルク東京のアカデミーコーチによるバスケットボール教室を行ったあと、サーモスのSDGsについてのミニセミナーを行いました。「バスケットボール教室とセットで行うことで、記憶や思い出として残ってもらいやすくなる(簑島)」と言います。

簑島)アルバルク東京さんのコーチが上手に子どもたちを盛り上げてくれたあとでの講義だったので、私たちも安心してお話しできました(笑)。私たちの説明をただ聞くだけの授業であれば、なかなか印象には残りにくいのではないかと思っていたので、こうした形式でお話しできてよかったです。

吉行)実際に学校に来てみるとアルバルク東京ファンの先生も多くいらっしゃり、今回のボトル回収の取り組みについても大きなご協力をいただけそうだと感じています。小学生は、水筒のデザインの好みも低学年から高学年にかけて変わったり、買い替えることが多いです。そんなときに、ごみとして出すのではなく「学校に持って行ってリサイクルする」ことで環境に対する意識も高めてほしいと思っています。

アルバルク東京

「今後もいろいろな小学校でこうした取り組みを通して、直接子どもたちや保護者の方々に伝えていきたい」と語るサーモス株式会社。今シーズンもホームゲームで行っている『マイボトル推進プロジェクト』を通しての啓蒙だけでなく、“教育”にも関わる取り組みをアルバルク東京と進めていきます。

アルバルク東京
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学校も嬉しい“本物”との出会い

今回訪問した新宿区立花園小学校は、新宿の商業地域、いわゆる都会の真ん中にある学校です。新宿区の教育課題研究校として「基礎体力の向上」に取り組むこの学校の校長である川崎勝久先生は、アルバルク東京のような“本物”の人たちから学ぶことを非常に大事にしています。「スポーツの楽しさを知り、スポーツを愛する大人になってもらいたい(川崎)」と考える学校にとって、アルバルク東京のコーチによる授業は普段以上にスポーツ・バスケットボールの楽しさを実感する機会になりました。

アルバルク東京新宿区立花園小学校 川崎勝久校長

川崎)今回の授業では、子どもたちの印象に残るような形でSDGsのことを学ぶことができました。これまでもさまざまなSDGsに関する取り組みをしてきましたが、サーモスさんからお話いただいたことで「自分の家にある、使っていないものを再利用していく」というとても大事な考え方への意識が高まってくると思います。

アルバルク東京さん、サーモスさんに来ていただいたことで、子どもたちも机の上の勉強ではない貴重な“体験”をすることができました。これからの社会をつくる子どもたちには、こうした体験を通して夢を持った大人になってもらいたいですね。

授業の様子

アルバルク東京 アルバルク東京
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写真提供:アルバルク東京

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