「Trinita for Social」立ち上げへの想い|株式会社トリニータマーケティング 代表取締役 山﨑蓮

Trinita for Socialとは

「Trinita for Social」とは、社会貢献活動を応援するメディアです。(2020年3月22日にローンチ)
従来のWEBメディアのように専門的な情報を掲載するだけではなく、社会課題への取り組みをしている企業・NPO・個人の活動事例を取り上げ、そういった活動を「応援するメディア」を目指しています。

社会貢献は一部の人の活動であってはならない

「持続可能な開発目標(SDGs)」が国際目標として掲げられています。
昨今、多くの企業や団体が「SDGs」という言葉を使うようになり、世界は共通の目標に向かっているかのような雰囲気が出ています。
しかし、結局のところ概念や言葉が先行しているに過ぎず、目標達成にはほど遠いのが実情です。
個人にフォーカスした時、実際に社会貢献活動に取り組んでいる人はどれくらいいるでしょうか?
多くの人にとって社会貢献活動は「国や団体が取り組んでいること」だと思っているのではないでしょうか。

これらの社会問題は有識者や政府、企業のトッププレイヤーだけが考えることではありません。
むしろ、それでは意味がありません。
大切なことは、「一人一人が社会問題を身近に感じられること」「社会問題に取り組む人を応援する文化づくり」だと思っています。

2030年のSDGsが重要なのではありません。
今を生きる人たちが、少しずつ社会への責任を持つことが「持続可能な未来をつくること」なのだと思います。

プロサッカークラブの使命

なぜ、私たちがこの取り組みをするのか。
それは、社会貢献活動はプロサッカークラブの使命だからです。

大分トリニータを含むプロサッカークラブはその存在を多くの人に認知されています。
仮に試合観戦の経験がなくても、クラブの名前は知っている人や、知人や友人がクラブサポーターだという人は多いのではないでしょうか。
大袈裟かもしれませんが、プロサッカークラブは地域・地元のシンボルです。

次に、クラブには大きな財産(価値)があります。
それは「ファン・サポーター」です。
サポーターはどんな時もクラブを応援し、愛してくれる家族のような存在です。
クラブからの投げかけや取り組みにも全力で参加・応援をしてくれます。
時折、企業から「お客さまへのお知らせ」というメールが届きますが、お知らせの多くは一度も目にしないまま処理をしてしまいます。
企業にとって顧客に何かを伝える(マーケティング・PR)というのは、非常に難しいことなのです。
その点、サポーターはクラブの発信に耳を傾けてくれる傾向にあります。
だからこそ、クラブの情報は届き、サポーターの一人一人が発信者となり情報を伝播していきます。

つまり、プロサッカークラブには「認知度」と「伝える力」があるということです。
知られているからこそ、伝わるからこそ、意義を成すことが重要だと考えています。

慈善活動から経済活動へ

慈善活動には活動の限界や制限があります。
サステナビリティを実現するために、社会貢献活動は慈善活動から経済活動へと移行していかなくてはなりません。

これは決して難しいことではありません。
企業の株主である機関投資家の間で急速に広がっている「ESG投資」という言葉があります。
ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取ったものです。
簡潔に説明すると「この企業は環境や社会を意識した経営戦略かどうか?」ということが問われるようになりました。
企業は利益をあげることで存在・成立することは変わりませんが、企業は環境や社会の側面も加味して利益を出すことが求められるようになっています。
そういった背景の中、ヨーロッパを中心にサステナビリティな商品開発が進められるようになり、日本にもその余波は少しずつ広がっています。
「企業の余剰利益で寄付するのではなく、環境を加味した事業開発を行い利益を出すこと」へと時代の流れは変わっていくでしょう。

「Trinita for Social」には”企業取組事例”というコンテンツを設置しました。
ここでは企業様が取り組んでいるサステナビリティな事例や商品を紹介していきます。
企業様はプロモーションを目的として掲載をし、私たちはPRをする場を提供するというビジネス構造になっています。

新しいスタイルのメディア

「Trinita for Social」はビジュアルやフォーマットにとらわれない新しいスタイルにこだわります。
新しいスタイルとはどういうことか?
いくつかのコンテンツをご覧いただいた方は分かるかもしれませんが、コンテンツには構成やテキスト体裁の統一感がありません。
これは複数の書き手がいるからです。専門的なライターもいれば、一般の主婦の方まで幅広い層の方が記事の書き手となっています。
大切なのは揃えることではなく、それぞれの思いや考えを伝えることです。
だからこそ、新しい発見があり・共感が生まれ人々の心を動かせるのだと思います。

最後にメッセージ「心が揺れたその瞬間」

最後に私からのメッセージです。

全ての社会貢献活動に興味を持つ必要はありません。それはあまりに難しいことです。
「ふと自分の心が動かされた時」
もしこんな瞬間があれば、そこに目を向けてください。
構える必要はありません。自分がやりたいこと、貢献したいことからスタートすれば大丈夫です。
それでも、自らがアクションを動かすことが難しい場合もあるでしょう。
そんな時は、一生懸命社会貢献活動をしている組織や人を応援してあげてください。
きっと身近にいるはずです。


(株式会社トリニータマーケティング 代表取締役:山﨑蓮)

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